姫と6人の狼 (ページ13)

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部屋に入ると以外にもちゃんと生徒会っぽい雰囲気だった。

そこに、その部屋に似合わない風貌の男子が4人。

樹「みんな、紹介するね！川上Aちゃん！」

バラバラと拍手が起きる。

後から部屋に入った長身さんは近くのイスに座って読書を始めた。

ジェシー「よろしくね！」

いきなりでっかい男子が抱きついて来る。

「え？え？」

訳が分からずしばし硬直。

優吾「おい、ジェシー！固まってるから。笑」

そう言われると私から離れた。

ジェシー「ごめんごめん。笑俺はジェシーね！高2！」

ジェシーさんはとにかくでかい。

優吾「俺は優吾。高地優吾。高3だよ。」

優しげに笑いかける高地さん。そんな笑顔とは裏腹にかなりきつい印象のメッシュヘア。

そして私に差し出される筋肉質の手。

慎太郎「俺は、森本慎太郎！1年だけど、よろしくね！」

流れで握手してから気づいたけど、なんか状況がわからないんですけど。

「えっと…、これはなん、ですか…？」

みんなの視線が一斉に田中さんに。

樹「いやいやいや！なんで俺？！生徒会の話説明するのって…。そういや俺するって言ったか。笑」

もうなんなんだ。