姫と6人の狼

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side 樹

樹「ってわけ！もう超恥ずくてさー！」

転校生がクールなこと、俺の話聞いてなくて独り言状態になったことを話していると大我から一言。

大我「で、その子のことをそっちのけで何してんのお前は。」

樹「っあぁー！」

完全に忘れてた。

いや忘れてなかったけど、俺の話を聞いて欲しすぎて。

つまり、忘れてた。笑

樹「今連れてくるから！」

いっそいでドアを開けて川上ちゃんを呼ぶ。

樹「ごめんごめん！川上ちゃん！準備できた…！？」

そこには北斗に壁ドンされる川上ちゃん。

北斗は腰に手を回していてかなり密着度が高い。

あー、やっぱ北斗、やることが違うなぁ…。

じゃなくて！

樹「北斗！やめんか！」

慌てて、北斗を引き剥がして川上ちゃんを救助。

樹「何もされなかった？大丈夫？置き去りにしてごめんね？！」

へなへなと力なく座り込む川上ちゃん。

いやぁ、あんなにクールなくせに顔真っ赤にしちゃって。

「お…おそいっ…。」

恥ずかしげに呟くき、俺を睨みつける。

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