高嶺の花なんかじゃない3【BTS】 (ページ11)

今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:19,444 hit

. ページ11

お粥を掬って口に運び、いつも食べてる量を考えたら圧倒的に少ないけどそれでも完食はしてくれた。
口の中に風邪薬を入れ、水を流し込み、またベットへ横にする。
冷えピタを貼ると冷たさからかビクッとなったものの、気持ちよさそうに眠ってしまった。

今日私がオフで良かった...
大切なBTSのメンバーだもん、何かあっては困る。
とりあえず他のみんなはインタビューがあるみたいだから、私が看病して、もし症状が悪化するようなら病院へ連れていこう。

あまりの高熱に、ジョングクのおでこには汗が滲む。
それをタオルで拭き取り、カピカピになった冷えピタを替える。
こんなに汗かいてるのに水分を摂らなくて脱水になりはしないだろうか。

『グクー、水分摂ろ？起きられる？』

そう声をかけるも返答はない。

『ごめんね、グク』

そう言って私は半開きの口から、自分の口に含んだお茶を流し込んだ。
口の中に突然入ってきた水分に反射的に嚥下をするジョングク。
とりあえずはこれで水分は摂れそう。
数回それを繰り返し、気づけば私もベットにもたれかかって寝てしまった。