高嶺の花なんかじゃない２【BTS】 (ページ10)

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【RM side】

「いつも僕が抱きしめてるから、今日はあみちゃんが抱きしめて。」

そう言った僕に驚いて顔を上げるあみちゃん。
かと思ったら『ふふふ』と笑って少し上に上がったと思ったら抱き寄せてくれた。

自分で抱きしめてって言っておいてなんだが、そう言った自分をとてつもなく後悔している。
あみちゃんに抱きしめられるとちょうど僕の顔の位置が胸に当たって、その柔らかさに頭がもうおかしくなりそう。
あみちゃんの匂いと胸の柔らかさを前に正常でいられる方法を教えてほしい。

『甘えたくなりましたか？』

僕の葛藤を知らないあみちゃんは『ぎゅー』って言いながら抱きしめる力を強くする。
ちょ...まじ...むり...

「ちょ、ちょっとあみちゃん苦しい...」

何が苦しいかは言えないけどそう言った僕の言葉で力を緩めて心配そうな顔して覗き込む。

『ごめんなさい、大丈夫...じゃないですね』

え？バレてる？そんな顔に出た？って思っていると

『ナムジュンさん顔が赤い、ごめんなさい、そんな苦しかったなんて』

うん、この子のこの天然どうしてくれようか。