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部屋に戻って仕事の準備をしてるとノック音がなった。
『はーい』
そう呼びかけると静かに扉が開いてグクがヒョコって顔を覗かせる。
「ヌナ、今日何時から仕事？」
『昼から音楽番組の撮影があるよ？』
「ヌナ、今日夕方まで俺オフだから送って行ってもいい？」
『え、せっかくのオフなのにいいの？』
「少しでも、5分でもヌナのそばにいたい」
あまりにストレートな愛情表現にこっちが赤面してしまう。
「可愛い、ヌナ顔真っ赤だよ？」
俯いて顔を隠そうとしてるのに、人差し指で顎をクイッと持ち上げられれば目と目が合ってしまう。
『グクー、恥ずかしいよ...』
「......っな」
今度は何故かグクが赤面して俯く。
この子はなんて感情がコロコロ変わるんだろうか。
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作者名：ai.love.fm.08@yahoo.ne.jp | 作成日時：2022年10月19日 18時
