高嶺の花なんかじゃない２【BTS】 (ページ47)

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カーテンの隙間から漏れる朝日で目覚めると、彫刻のような綺麗な顔をしたテヒョンがスースーと寝息を立てている。
昨日は何だかとっても意地悪だったのに、そんなことどうでもいいと思えるほど整ったお顔に思わず見惚れてしまった。

「僕の顔そんな好き？」

ほっぺを撫でようと手を伸ばしたと同時にそんな言葉が聞こえてきて思わず引っ込めようとしたのに、その手は見事にテヒョンに掴まれてそのままテヒョンのほっぺと、テヒョンの手にサンドイッチされた。

『いつから起きてたの？』

「あみが起きる前から」

『寝たふりしてたの？』

「あみが可愛かったから」

答えになってるのか、なってないのか、よく分からない返答をされて困る。

「あみ、お願いがあるんだ」

『なに？』

「みんなの前で好きって言って」

『え？』

「最後のプレゼント、それがいい」

『好きって言うの？』

「僕からじゃなくてあみから」

やっぱり4次元の考えることはさっぱり分からない...