高嶺の花なんかじゃない２【BTS】 (ページ24)

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【Jimin side】

いつも帰ったらハグしてキスしてるのに明らかに避けられた。
『今日は疲れちゃって...部屋戻るね。』
そう言ってそそくさと戻ってしまうあみ。

おかしい。
あみが疲れたなんて、一緒に生活を始めて1ヶ月1度も聞いたことない。
どんなに俺がだる絡みしても、『もージミンー』と言いながらも笑って相手してくれた。
俺が毎日キスするからって宣言してから、1日に何度も何度もキスしても毎回微笑んで受け入れてくれてたのに...

でも、思い当たる節がこれっぽっちもない。
やべ、あれのことかな？とすらも思い浮かばない。
でも俺にとってこれって死活問題だから、解決しないわけにはいかないと思って、あみの部屋の扉を叩いた。

ノックしても返事がない。
もしかしたらもう寝ちゃった？
そーっと起こさないように扉を開けると、ベットの上に座ってボーッと考え事してるあみ。

やっぱり、なんかあったんだ...
あみにそんな顔させてる相手は俺なんだろうか...

「あみ！」

名前を呼んで隣に座ると、今まで俺が入ってきたのにも気付かなかったように「はっ！」と驚いて俺から距離を取ろうとする。
それがあまりにも悲しくて、距離を取られる前に腕を引っ張って引き寄せた。

『だ、だめだよ、ジミナ...』

何がダメなの？
今まで当たり前にしてたのに。

『彼女さんに悪いから』

予想もしなかったあみの言葉に言葉を失う。
え？俺の彼女ってあみじゃないの？