高嶺の花なんかじゃない２【BTS】 (ページ18)

今日:16 hit、昨日:6 hit、合計:59,364 hit

. ページ18

「あみからキスしてくれたら今日はこれでおしまいにするよ？」

なんて言うから意を決してキスしたのに
「下手くそ」なんて言ってもう一度キスしてくるジミン。
下手くそってなに。なんて失礼なやつって思いながらドキドキして仕方ない。
まだ1日目なのに心臓持つ気がしないよ。

とか言いつつもばっちり睡眠は取れる私は女として終わっているのだろうか。
そんなことを考えながら歌番組の収録に向かう。
ヘアメイクのユリさんは大層私たちの恋愛バラエティーにご執心らしく、あーでもない、こーでもないと朝からうるさい。

「あみは今のところ誰推しなの？」

『え？誰推し？そんなこと考えたこともなかったなー』

だって誰かを推してしまったら、その後の人とのカップル期間気持ちが入らないというか。
きっとそんなの相手に伝わっちゃうもんね。
そんな私の心を読み解いたのか

「バカ真面目にプロ意識だけは高いよねー。私はRMかな。大人になるとさ、あの包容力に包まれたくなるよ。ソフレでもいい。添い寝して、ただ抱きしめてくれる、それだけでいいよ、満たされる。」

「えー私結構ジミンさん気になります。あんだけ日頃からスキンシップ取ってきたら、カップルになったらヤバそうじゃないですか？」

ユジン、正解だよ。
あなた人を見る目があるよ。

『みんな素敵だから、心臓いくつあっても足りないよ。』