高嶺の花なんかじゃない【BTS】 (ページ36)

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あれからなんだかユンギさんの部屋に行きづらい。
SNSでも大反響で、塩ユンギがあんなに男になるなんて‼︎と更にARMYを沸かせた。

楽屋でメイクを落としながらいろんな事を考える。
ジンさんにもユンギさんにもキスされてしまったけど、あと５人共キスすることになるんだろうか。
みんなとキスしたらまるで尻軽女だ。
でもこの人とはしないってなったら、差別というか嫌な気持ちにさせてしまうかもしれない。

きっと突然のキスだったとしてもジンさんの最初のキスから防御しなきゃいけなかったんだ。
ARMYのみんなも胸キュンしてくれている人もいれば、本気で嫌悪感を抱いている人もいるだろう。
私の考え方が甘かったのかもしれない。

コンコン
楽屋の扉がノックされ返事をするとユンギさんが入ってきた。

「あみ、元気か？ってあんまり元気じゃなさそうだな」

考え事してたのがバレたのか心配そうに見つめられる。

「俺のせいか…」

急に声も小さく低くつぶやくユンギさん。

『違います‼︎』

ユンギさんのこと考えてたのは間違いないけど気付いたら全力否定していた。