高嶺の花なんかじゃない【BTS】 (ページ25)

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なんて呼び合おうか、とそんな話になった。

「ジンヒョンはあみちゃんって呼んでたっけ？」

『はい、あみちゃんって呼んでくださってました』

「じゃ、俺は...あみでもいい？」

あみ...呼び捨て。
いや、いいよ、うん、いいけどさ。なんかユンギさんって知れば知るほど沼にハマってしまいそう。

「全然いいですよ。私はなんて呼んだらいいですか？』

「好きに呼んでくれていいけど...カップルっぽい呼び方って何だろな」

『うーん、ユンちゃん？とかですかね？』

そう言った私にユンギさんは飲んでいたコーヒーを吹き出した。

「ちょ...突拍子もないこと言うのな。」

『ごめんなさい、年下にそんな呼び方嫌ですよね』

「いや、別に全然構わないけど」

心なしか、私の勘違いか？ユンギさんの顔が赤い気がする。

『じゃあ、ユンちゃんでいいですか？』

「いいよ、あみがそう呼びたいなら」

ただあみと呼ばれたそれだけの事なのに、私の胸がぎゅっとなった感覚があった。
ジミンにも呼び捨てされてるのに、少し低音ボイスな耳の奥に響くようなそんなユンギさんの「あみ」が頭から離れない。