高嶺の花なんかじゃない【BTS】 (ページ15)

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食事が終わって自室に戻ってもジンさんの「襲うよ？」って言葉が離れない。
そのセリフをジンさんが言った途端ジョングク君はわあわあ騒いでたけど、そんな声も耳に入らなかった。

コンコン

「あみちゃん、入ってもいい？」

扉の向こうでジンさんの声がする。
どうぞ、と声をかけるとジンさんが扉をゆっくり開けて入ってきた。

「うわー女の子の部屋だー」

と感心したようにキョロキョロしてる。

「いつも男ばかりの部屋だから新鮮だな」

そう言ってジンさんはソファに腰掛けた。

『ジンさん...どうしたんですか？』

「あみちゃん、明日の夜ってスケジュール空いてる？」

明日は確か朝が早くて、夕方からオフだったな...

『はい。夕方からなら空いてます』

「よかった、明日夜からデートしよ」

あー、ミッションかな？
デートか...この業界にいたからまともなデートなんてしたことなかったからちょっと楽しみだな。

『はい、お願いします』

「やー、デートなのにお願いしますなんて色気がなさすぎるよ」

とジンさんはまた窓を拭いていた。