. ページ21
ジンさんへのプレゼントは何がいいかな。
ジンさんとの思い出と言えば私はやっぱりデートなんだよな。
人生で初めての人目を気にしなくていいデートがすごく新鮮で楽しかった。
あ、そうだ。アルバムを作ってみよう。
高校生や大学生の時、周りの一般の友人は記念日や誕生日にアルバムを作っててすごく羨ましかった。でもその頃の私は、ブレイクして本当に忙しくて彼氏なんて作ってる余裕なかった。
一度はやってみたかった人目を気にしないデートと、一度はやってみたかったアルバム作成。
うん、いいかも。視聴者の皆さんは子供かって思うかもしれないけどやってみたい。
私たちの携帯では全然写真を撮ってなかったので、撮影クルーにデータをもらってアルバム作成に取り掛かる。
私たちこんなに楽しそうにデートしてたんだ。
こんな自然な笑顔、普通の撮影じゃ絶対出ない。
私を和ませよう、楽しませようとしてくれたジンさんの優しさを感じる写真ばかりだ。
本当に楽しかったな。
コンコンと部屋のドアがノックされジンさんの呼ぶ声がした。
「あみちゃん、入ってもいい?」
やばい、アルバムはサプライズで渡したいのに。
『ごめんなさい、今着替え中なんで終わったら下に行きます。』
「わかった、待ってるね」
急ピッチでアルバムを作り上げる。
こういう作業が得意だった自分を今日ほど褒め称えたいと思ったことはない。
395人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
JM(プロフ) - 最高です!すごくキュンキュンして夢中で読みました! (2022年12月24日 15時) (レス) @page38 id: 7f4b1843a4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ai.love.fm.08@yahoo.ne.jp | 作成日時:2022年10月5日 21時