１６・行く先は ページ17
ヨナは目を覚ました。四月の生温かい風が通り過ぎていく。
目を開けても、いつもの豪華な壁はない。
風が吹き、訳のわからない鳥の声や木々の擦れる音がヨナの耳に届く。
ヨナは一瞬、なんでここにいるのかわからなかった。
しかし、昨日の悲劇を思い出し、涙が出てきた。
周りを見渡してもAとハクはいない。
ヨナ「A？ハク？どこ...？」
ヨナがか細い声を出すと、木々の隙間からAが片手に魚を持ち姿を現した。
A「ヨナ姫？大丈夫ですか？おそばを離れて申し訳ありませんでした。」
ヨナの泣き顔を見てAはどうしたらいいかわからなかった。
何しろ、1番辛い思いをしているのはヨナ姫なのだ。
なんと声をかけていいかわからなかったが、ひとまず魚を袋の上に置き、ヨナ姫を抱きしめた。
A「ヨナ姫。私たちは昨日言ったとうり、あなたの側にずっといます。悲しいときは泣いて、楽しいときは笑い、辛い時には一緒に乗り越えましょう！」
Aの言葉がヨナに届いているかはわからなかった。ヨナの体に魂が入っているのかもわからなかった。
それでもAはしばらくヨナの背を撫でていた。
Aの脳裏にスウォンの笑顔が蘇る。優しい笑顔が......。
Aの頬にも涙が伝った。
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月奏星(プロフ) - あのもう更新しないんですか？今後の夢主の行方が気になるので頑張って更新してください！応援しています🎶お気に入り登録もしておきますね (2022年11月16日 16時) (
レス) @page29 id: a13783a9b2 (このIDを非表示/違反報告)
しおらん(プロフ) - とても面白いです！話が全然予想出来なくてこれからが楽しみです！更新頑張って下さい！ (2019年5月11日 18時) (レス) id: 097333551a (このIDを非表示/違反報告)
まひまひ松(トド松を…カラ松を…愛しているよぉ！！) - この小説が大好きです！！頑張ってください！ (2017年9月20日 21時) (レス) id: 701c62b262 (このIDを非表示/違反報告)
琉亜 - はるさん» ありがとうございます(^ ^) (2017年3月25日 15時) (レス) id: 43303d319d (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 合格おめでとうございます＼(^^)／ (2017年3月23日 22時) (レス) id: e84252fd89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琉亜 | 作成日時：2016年10月30日 21時
