消えたキセキはバスケやめてバレーやってるんだってさ (ページ43)

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41話ページ43

どうして僕と影山くんだけが残されたのだろうか。

ふとそんなふうに考えながら浮上した意識の元現在の時間を見ようとした。
するとタイミング良くカーテンが開き保険医の先生が顔を出す

保険医「あら、起きたのねおはよう」

おはようございます？と謎に疑問形になってしまったが返事をする

保険医「ちょうど今お昼なるんだけど、どうする？もう大丈夫そう？？？」

僕は2時間程寝かせてもらうはずだったのだが結局4時間分寝ていたようで午前中は終わっていた

『すいません、ありがとうございます。もう大丈夫です』

保険医「うんうん、顔色ももう大丈夫そうだし、戻ってもらっても平気そうね！あ、脇腹はちゃんと病院にかかってちょうだいね！バレーしたいのなら尚のことよ？？」

了解の意を示し、もう一度感謝を述べて僕は保健室を出た。

教室に戻りお昼を済ませ午後の授業は真面目に受ける、そのつもりだったのだが先程の不思議な夢がなんだか引っかかってうまく集中できなかった。

放課後になり昨日と同じように視聴覚室に向かう。
その途中で国見と金田一に会った

金田一「お、茉白ー！！おまえ何してたんだ？」

国見「体育の時もいないし、朝練にも顔出さないし。及川さんたちも心配してた」

そう言えば今日は体育があった日であることを今更ながら思い出す。国見たちとは合同になるのでその時に居なかったことを不審に思ったらしい。

『ごめん、ちょっと体調悪くて保健室行ってた。それと朝練とかに関しては監督やコーチから何も聞いてないかな？？』

国見「きいてない」

あとでコーチに伝えてもらわなくては。
てか普通話さない？？？とっくに話してくれてるもんだと思ってたよ僕は！！

『いま他の高校さんのビデオを観させて貰ってて量が多いから暫くは部活に合流しないんだ、ごめんね』

そう伝えると少し残念そうな顔をする国見と金田一
及川さん達にもそう言うようにお願いした。

『じゃあ僕はこっち行くから、またね。合流する時には伝えるよ』

国見たちに別れを告げ視聴覚室へ

『コーチっ！！伝えてなかったんですか？！』

開口いちばんに聞くとコーチは少しびっくりしてた

溝口「は？なんのはなしだよ」

『僕が部活に顔出さない理由ですよ！！』

溝口「げっ、忘れてた、」

それじゃあ及川さんとなんら変わらないじゃんか、とか思ったのは内緒ね笑