消えたキセキはバスケやめてバレーやってるんだってさ (ページ26)

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24話ページ26

『お邪魔しまーす』

青峰の家来るのほんと久しぶりだな、、
初めてきたときは意外と部屋が綺麗なことに驚いたっけか。こんなガサツで部屋も汚ぇって感じするのにさ、部屋は綺麗なんだよね。ものが少ないとも言えるけど。

青峰「先部屋行っててくんね？なんか飲みもん持ってくから」

ん。と短い返信をして階段を上る

部屋に入るとやっぱり綺麗で少し腹が立った(？)
青峰の家に泊まるのは別に初めてじゃないから色々勝手にさせてもらう。
部屋の奥のウォークインクローゼットから簡易的な布団を引きずり出して床に広げて、僕はそこにボブっと倒れ込んだ

『あああ、なんか懐かし』

僕が最後に青峰の家に泊まったのは2年の秋頃。別に仲違いした訳ではないよ？？なんとなくそういう機会が減っただけ、

ふと部屋を見渡すと見慣れないユニフォームが壁の端っこに引っかかってた

『これが桐皇のユニか、黒ね、かっこいいじゃん。青峰ぽい』

青峰「あ？そうか？別に普通じゃね」

気づいたら青峰が僕を見下ろすように立っていた

『ねえ、なんかムカつくから僕のこと見下ろすのやめて』

青峰「それは無理だろ。お前が寝転がってんだから。なんだ、ふかこうりょく？とかいうやつだ」

馬鹿な青峰が不可抗力という言葉を知ってるのにオドロキ

『青峰、不可抗力て言葉しってるんだね。僕びっくり』

青峰「おまえ、バカにしてんだろ、俺くらいになりゃそんくらい分かる」

いや、全部平仮名の言い方だったかんな。僕は優しいから言わないで居てあげるけども。

その時ぼくは気づいてしまった

『たいへん。青峰たいへんなのだよ』

青峰「んだよ緑間みてぇな言い方して」

『僕、ご飯食べてないや。お腹すいちゃった』

君が僕のこと今すぐこいって呼び出したせいだからね？？？ん？

青峰「あー、カップ麺とかでもいいか？んなもんしかねぇよ」

うんうんと頷く。カップ麺でも有難い、そんなレベルで空腹なのさ僕は今。下に準備しにいった青峰くん。なんだかんだやってくれるよね、彼女できたら意外と尽くすタイプかもね！何気スパダリ系な？？んなわけねぇか。常時反抗期野郎だもんな(((

僕は先程彼が持ってきたお茶をコップに入れてテーブルに置いた。もちろん青峰の分も入れてあげたよ？？

ほら僕優しいからさ←