消えたキセキはバスケやめてバレーやってるんだってさ (ページ23)

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21話ページ23

僕は青峰にはどうも甘いらしい。

中学んときもよく周りに言われてたことだ

僕もそう思う。てか今初めてそう思ったよ、普通宮城から東京なんて頼まれても行かないよな笑

でもなんでか青峰に頼まれるとやってやりたいとか叶えてやりたいって思ってしまう、、なに母性本能てきな？
あんな常に反抗期みたいなやつに母性とか僕は何言ってんだろね

あ、新幹線いい時間のあるかなー、１回家にも帰らなきゃだからあと1時間後くらいの新幹線だと、あ、これでいいか。
まあ22時までには着くだろ(現時刻18時)

国見「あした学校も休むてこと？」

『うん。学校も部活も休む』

国見「及川さんには上手く伝えとくけどさ、なにかあったの？」

きっと国見や金田一はいまの電話関連だと気づいてる。まあ言っても良いんだけどさ？？

なんかね、言いにくいよな

『ちょっと、東京行かなきゃ行けなくてね。』

そういえば、そっか、わかったと言って国見は黙った

『じゃあ僕帰るね、悪いけど及川さんによろしくね』

僕は部室を出て家に向かった。

ガチャ
『ただいまー』

誰もいない家に僕の声が溶けてゆく

僕はもともと小学校までは長野に住んでた。推薦貰った中学のどこ行こうかと考えてた時にちょうど帝光から声がかかって最初は父が心配だからって反対してたんだけど、やりたいことがあるならやれる時にやらせたいとか言って仕方なくというふうで、帝光の近くにアパートを借りてくれて中学の頃から1人で生活してた。

高校入る時もまた無理いう形で宮城まで来た。けどやっぱり反対しつつもやりたいことをやらせてくれる。アパートもこっちの方で新しく借りてくれた、両親には感謝しかない

さあ、僕の家に誰も居ない謎(？)を解き明かしたとこで準備ができたので仙台駅に向かいます。

『いってきます』
ガチャガチャ

＜次は東京、東京です＞

車内のアナウンスが次は東京と告げる。

フシュー

気の抜けそうな音がして扉が開き東京の地に久しぶりでもないが降り立った。

『んっ、！』

3時間近く椅子に座りっぱだった為、体が大分固まったようなので間抜けな声を出しながら(不可抗力)体を伸ばす。

『さっ、青峰に連絡いれてコートにいきますか』

と思ったとこでナイスタイミング？て感じで青峰から電話がかかってきた。

【もしもし、A？着いたか？】

ちょうど着いたと言う旨を伝え、目的地に向かい歩き出した

【コートで待ってる】

了解。と短く返事をして電話を切った