消えたキセキはバスケやめてバレーやってるんだってさ (ページ16)

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14話ページ16

まあ、相手はトラウマで拒否るかもだけどなーなんて笑う先輩方。

及川「それでもちゃんと向き合えば分かり合えるよ。だってみんなバスケが好きなことは同じでしょ？」

僕は救われた気がしたよ。

岩泉「まあ、なんだ？もっと楽しもうぜ？じゃねぇとせっかくイイもん持ってんのに勿体ねぇべよ」

そうか、楽しんでいいんだ。

『あの、僕、バレーがやりたいです。僕にチームスポーツ教えてください。』

最初、先輩方はみんなきょとんとしてた。けどすぐに笑顔になって

及川「いいじゃんいいじゃん、茉白くん君ならきっとバレーもすぐ上手くなるよ！」

岩泉「吸収速度が異常なまでに早いんだもんなあ、」

花巻「いいね！俺たちもっと強くなれるぜ」

松川「すごい戦力ゲットだな、」

なんと受け入れられたのだよ。

及川「でもさ、茉白くん、バスケでのスポーツ推薦沢山来てるんじゃないの？」

『あ、それはさっきどうやって蹴ろうかなあ、って理由考えてました。そしたら及川さんたちが話しかけてきて、』

岩泉「もう蹴る理由考えてたのか？！お前おもしれぇな。気に入った！」

花巻「結構きてんだろ、いいのか？それで茉白は後悔しねぇの？」

後悔か、うん。

『後悔はしません。僕、バスケはもうやるつもりないんで笑これ以上人を傷つけてしまうバスケはしたくないし。とりあえず、キセキのメンバーとまたバスケが出来ればそれで僕は十分です。』

松川「んー、それでいいならいいと思うけど、きっとバスケやりたくなるよ？」

バスケは今でも好き。なんだと思う。けど今の僕には分からない。チームプレーとは何かをもう一度学び直したい。バスケとは違う形だけれども。

『大丈夫です。僕は先輩方とチームスポーツというものをやりたいんです、、その上でまたバスケとは向き合いたい、そう思ってます。』

及川「よし、わかった！じゃあ茉白ちゃんはウチに来なさいっ！この及川さんがバレーとは何かをとことん教えてあげよう！」

『はい、よろしくお願いします。』

これが僕とバレー、及川さん、岩泉さん基い青葉城西との出会いだったんだ。

まあ、この後全部蹴るって監督に言ったら校長にまで頭を下げられる大事になったけれどもね。

推薦をくれた学校にはちゃんと自分でいった。もちろん皇陵高校にも自分で蹴る理由諸々を含め謝罪に行ったよ。

そしたらさ、あの時のマネさんが、今度は楽しめるといいね。って言ってくれた。

僕はきっともう道は間違えない。大丈夫だと思ったんだ