消えたキセキはバスケやめてバレーやってるんだってさ (ページ13)

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11話ページ13

さて、どう断ろうか、、と僕が考え込んでる時にあの人が声をかけてくれたの。

及川「あ！いたいたっ！岩ちゃん、いたよー！」

目の前にはつい先程僕が憧れてしまった及川さんと岩泉さんがいた。

え、なんでここ居るの？てか僕のこと探してたの？？？て感じで困惑したのを覚えてる笑

岩泉「おお、よかった、見つけたべ、、」

『えっと、あのー、え？』

僕が困惑してると及川さんたちが口を開いた

及川「あ、ごめんね、急に話しかけてびっくりしてるよね！」

岩泉「わりぃな、けどさっき俺らの試合を泣きながら観てたろ？それで心配んなってな、、」

このひと達は試合をしてたというのに観客席まで見えていたのか、、、僕はこんなに視野を広く持てていたのだろうか、周りを見れていたのだろうか、、。

見れていたはずなのにいつからか目の前のゴールしか見てなかったなあ、と自嘲が込上げる

及川「大丈夫、？体調が悪いとか？家は？どのへん？」

そう言って及川さんが僕の色んなとこを触りながら聞いてくる。

『あ、すんません、体調は別に悪くないです。心配？をおかけしたようで申し訳ないです。』

2人はほっとしたように息を吐いた。

岩泉「じゃあなんで泣いてたんだ？嫌だったら答えなくてもいいぞ！ただ、話は聞いてやれるから、な？？」

そう言って僕に笑いかけてくれた。それで僕は素直にあなたたちのプレーに感動したと、憧れを抱いたと打ち明けた。

及川「え、なんか照れる////」

岩泉「おま、頬赤らめんじゃねぇ！こっちまで恥ずかしくなってくんだろーが！」

及川「そうだけどさっ！！すごく嬉しいんだよ！」

あぁ、羨ましい。僕もまた大輝たちとわちゃわちゃしたい。笑顔でバスケをまたやれる日は来るのだろうか、、漠然とただ思ったかな。

及川「てかてか！君さ、どっかで見たことあるんだけどもしかして有名人だったりする？？？」

ふと及川さんにそんなことを尋ねられた。
僕は果たして有名人なのだろうか、？？？

答えあぐねていたらまた人が増えた

花巻「おーい、及川！岩泉い！居たか？？？」

ピンクの髪をしていて、僕と同じくらいの身長の人と黒髪のちょっと癖っけの人が来た。

及川「あ、マッキー！まっつん見つけた見つけたー！それでね、この子俺と岩ちゃんのプレーに感動して泣いてくれてたんだってさああ！もう及川さん嬉しくて泣いちゃいそうっ！！！」

松川「てか、この子茉白Aくんじゃない？」

え、僕のこと知ってる、？？