【HQ】ユース所属の帰国子女2 (ページ23)

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69話ページ23

優しくベッドに下ろされる衝動で目が覚めた。

黒尾「わり、起こしちまったか、」

とりあえず首を振っておいた、相変わらず頭がクラクラして嫌になった。

黒尾「体調どうだ？？熱、結構あるみてーだけど」

私に布団をかけてくれながら聞いてくる、

『あんまり、かわりないかな、？』

黒尾「そうか、」

早く良くなるといいな、って言って頭を優しく撫でてくれる。

私が熱出したりするとお父さんがこうやって頭撫でてくれてたなー、手大きくてゴツゴツしてたけどそれが逆に安心できて、お父さんの手と似てる。

黒尾母「Aちゃん、おかゆなんだけど食べれそ？」

お母さん、料理苦手なのに、私のために頑張っておかゆ作ってくれたな、、

『、、、っ！』

黒尾母「ちょっと、鉄朗あんた何したの？！」

黒尾「いや、俺なんもしてねーよ？！」

気づいたら涙が溢れてた。

『ごめ、、ん。ちょっとおもいだした、』

黒尾「、、。」

黒尾母「Aちゃん、無理しないでいいよ。体調悪い時は甘えなさい。」(ぎゅ

"甘えなさい" その言葉が心を温めてくれた、、。

余計涙が溢れたけど鉄くんのお母さんはずっと私の事を抱きしめながら、撫でてくれた。

鉄くんは気づいたら居なかったけど彼のことだから気遣ってくれたんだろうな、って思う。

黒尾母「おかゆ、冷めちゃったわね、温め直してくるわ。」

そう言って出ていってしまった。

黒尾「大丈夫か？」

入れ替わるかのように鉄くんが入ってきた。

『うん、ごめん、だいじょぶ』

黒尾「なら良かった。」

そう言ってフワッと笑った。

その時に鉄くんへの感情に気づいた。

自分が気づかないほどこの人に惚れていたんだって。

だからこそ、好きだよって伝えてくれた鉄くんには、自分の過去を話した上できちんと向き合いたい。

しっかり目を見て自分も好きだって伝えたい。

『てつくん、私のかこ、きいてくれますか？』

黒尾「わかった。体調も優れないんだし、無理に話さなくてもいいからな、」

どこまで優しいんだろう、、。

彼に感謝しつつ、私は自分の過去について話し始めた。

ーーー

作者の、まろん。です。

次の話から夢主ちゃんの過去編に入りたいと思います。

ばりばりシリアス、いじめ表現も少しあります。

気を悪くする方もいるかもしれませんので苦手な方はとばしてください、、

続きは明日更新しますね！