19話 ページ22
(カミュside)
Aの手を取って駅に着いた。
Aは飲み物買ってくるって行って近く駅中のコンビニに行った。
ふと、周りが少し騒がしい気がしてその方向を見てみると
(モブ1)｢あの子超可愛くね？｣
(モブ2)｢うわぁ…ちょっと声かけてこいよ｣
…おい、俺のAなんだけど。
いや、この世界では俺のって言えないのか…
とりあえずAを見ている奴らを睨み、警戒しながら買い物が終わって嬉しそうに寄ってくるAの手を取って電車に乗った。
電車の中でも見ている奴らはいたからAを奥にして手を出せないようにした。
自分でもここまで独占欲が強いとは思ってなかったが…
そんなことを考えているともうそろそろ駅に着きそうなのでAを見たら考え事をしていたようで何度声を掛けても返事が無かった。
(なに考えてたんだろうな)
俺の事考えてたっていうのはまだ知らない。
そして他の奴らに見せつけるようにAの手を取って電車を降りた。
A『…そういえばなんで手繋いでるの？』
(力)｢…え？｣
ここまで何回も手を繋いでたのは、見せつけや守るためにもあった。
だけど、1番はやっぱり前の世界での事だった。
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
前の世界で俺達は恋人同士だった。
町に着いたりで自由時間とかに2人でデートすることもあった。
あの頃のAはイレブン以上に目を離したらどこかに行って迷子になることがあった。
イレブンもたまに1人でどっか行ってしまう事があったが、それ以上に気づいたらいなくなる確率が高かった、
俺らと出会う前、1人旅してた時はどうしてたのかと聞いたら
A『あー…住んでる人達に教えて貰ってたんだぁ…。』
など、こいつは迷子にしてはダメだと、兄心が湧いてきたのと、彼氏として何かあっては大変だと思い毎回手を繋いでデートをしていた。
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
俺にとっては当たり前だった事が今のAにとっては不思議だったんだろう。
だからつい妹がいてその癖が出てしまったと言ったらAは大丈夫だと言ってまた手を繋いで歩いた。
やっぱりここにいるのはAだが、あの時のAでは無い。
それが少し悲しいがでも、いつか俺の事を思い出してくれるように。
そう思いながらAの話に耳を傾けながら遊園地へ向かった。
※投稿遅くなりました…！
本当にごめんなさい！！
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sakine(プロフ) - 久しぶりですね愛莉鈴さん！調子はどうですか？久しぶりに小説投稿してくれてありがとうございます！受験で苦しいかもしれませんが頑張ってください！いつでも待ってます！ (2017年9月5日 23時) (
レス) id: b1266c93c1 (このIDを非表示/違反報告)
愛莉鈴(プロフ) - ユランさん» ありがとうございます！ (2017年9月3日 16時) (レス) id: 9f7e80c2f2 (このIDを非表示/違反報告)
ユラン - 受験頑張って下さい！ (2017年8月29日 20時) (レス) id: da90a289b1 (このIDを非表示/違反報告)
愛莉鈴(プロフ) - きれいにまさん» そう言って頂けると嬉しいです！ありがとうございます！ (2017年8月27日 19時) (レス) id: 9f7e80c2f2 (このIDを非表示/違反報告)
愛莉鈴(プロフ) - sakineさん» リクエストありがとうございます！ 実はデートスポット迷っていたのでリクエスト頂けて嬉しいです！ありがとうございます！ (2017年8月27日 19時) (レス) id: 9f7e80c2f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛莉鈴 | 作成日時：2017年8月16日 17時
