14話 ※13話カミュ視点 ページ16
(カミュside)
話がしたいからと言ってAの帰り道にある公園でベンチに座って話をすることにした。
お互い黙ったままなので、流石に何か話そうと思い、急に誘ったことを謝ったら、敬語で返された。
正直悲しかった。今までの事を思い返すとあんなに話してて笑い合っていたのに。
A『…ごめんなさい…覚えてないです…』
しかも俺のこと“カミュさん”って。
泣きそうになったのを隠すように飲み物買ってくるって言ってその場を離れた。
少し落ち着いて戻ろうとした所でAが変な男共に言い寄られてるのを見た。
(カ)｢…ﾁｯ…｣
俺のものっては言えないが触るな、近づくなって意味を込めて男共を睨んだ。近づいてほしく無かった。だから。
(カ)｢…そいつから離れろ。｣
自分でも思った以上に低い声が出たけどまあ、いなくなったからいいか。
Aの無事を確認する為にAの肩を掴んで顔を近づけてしまった。
これは前の世界でもAはこういう事があったからだ。だから、同じ事をしてしまった。
Aはびっくりしてたけどすぐ離れた俺に少し微笑んだ。
…そうだ、本題に入らなきゃ。
(カ)｢…あの、また話したいと思って…その…また会わないか？｣
少し上ずってしまったがちゃんと言えた。
顔が少し赤くなるのを感じるが、もうこれっきりっていうのは嫌だった。
そんな俺にAは、
A『はい！また私もお話ししたいです。』
そう言ってあの時のような笑顔で言ってくれた。
そしてL〇NEを交換して家まで送った。
Aの家は結構でかくて外観だけでお嬢様って感じの家だった。
着いた時にタメで話したいとダメ元で言ってみた。
A『わかりまs…わかった！今日は送ってくれてありがとう！じゃあまたね、カミュ！』
(カ)｢っ…！あ、ああ、またな…/////｣
俺が曲がり角に曲がるまでAは見送ってくれた。
曲がった後、全身の力が抜けたかのように壁を背に座り込んだ。
(カ)｢…はは、また、か。｣
あの世界でもこの世界でも。俺はやっぱり。
(カ)｢…あいつの事が好きだ…/////｣
呼び捨ては頼んでなかった。だから呼ばないだろうと思っていた。
敬語を辞めた同時に呼ばれるとは思わなかった。
(カ)｢…っ〜〜！/////｣
彼女が『カミュ！』って呼んでくれただけなのに。
思い返すだけで嬉しくて顔が赤くなる。
(カ)｢……好き、だ…/////｣
しばらく俺は顔の赤みがひくまでその場から動けなかった。
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sakine(プロフ) - 久しぶりですね愛莉鈴さん！調子はどうですか？久しぶりに小説投稿してくれてありがとうございます！受験で苦しいかもしれませんが頑張ってください！いつでも待ってます！ (2017年9月5日 23時) (
レス) id: b1266c93c1 (このIDを非表示/違反報告)
愛莉鈴(プロフ) - ユランさん» ありがとうございます！ (2017年9月3日 16時) (レス) id: 9f7e80c2f2 (このIDを非表示/違反報告)
ユラン - 受験頑張って下さい！ (2017年8月29日 20時) (レス) id: da90a289b1 (このIDを非表示/違反報告)
愛莉鈴(プロフ) - きれいにまさん» そう言って頂けると嬉しいです！ありがとうございます！ (2017年8月27日 19時) (レス) id: 9f7e80c2f2 (このIDを非表示/違反報告)
愛莉鈴(プロフ) - sakineさん» リクエストありがとうございます！ 実はデートスポット迷っていたのでリクエスト頂けて嬉しいです！ありがとうございます！ (2017年8月27日 19時) (レス) id: 9f7e80c2f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛莉鈴 | 作成日時：2017年8月16日 17時
