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「いつ帰ってくるの?何年?」
初めて二人で歩く帰り道。
制服の先輩と私。
きっと、今日が最初で最後。
足取りがゆっくりになる私達は、手をしっかり繋いで、この時間を惜しむように、会わなかった時間を埋めるように、小さな一歩を大切に歩いた。
「え?何年って何ですか?5泊7日の予定なんですけど……」
そう言うと、見たことが無いくらい目を見開いて、私の両肩を掴んで揺すられた。
「は!?どういう事!?留学するんじゃないの!?」
「留学……?見学旅行みたいなもののつもりなんですけど……」
訳が分からなくて言うと、ハッとしたように何かを思い付いて、それから大きな大きな溜め息を吐き出して両手で顔を覆ってしまった。
「先輩?どういうことですか?」
「あぁ〜…………やられたぁ〜……せんぱい……」
「せんぱい?」
ついに頭を抱えてしゃがみこんでしまった先輩の顔を覗き込むと、突然顔を上げるからまた驚かされる。
先輩がこんなに色んな表情や仕草を見せてくれるのが嬉しくて、私はさっきから顔の緩みが治まらない。
「……ムカつく……」
赤くなった顔で、拗ねたように口を尖らせて悪態をつくのでさえも愛しくて堪らない。
「ハギョン先輩が、Aがフランスに行くって……泣きそうな顔で言うから……」
納得出来ない顔で言って、
「あぁ〜……」
とまた顔を覆う彼の耳は真っ赤になっている。
私はお兄ちゃんのその時の様子が容易に想像できて、思わず笑ってしまった。
指の隙間から上目使いで睨んでくる先輩も可愛い。
「はぁ……もぅ、行くよ!」
急に立ち上がると、また背の高い先輩を見上げる形になって、グイッと手を引かれた。
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サラン(プロフ) - ハナさん» ハナさんありがとうございます(>_<)書いてる時は皆さんの反応にビクビクしながら、これでいいのか悩んでいるので、そう言って頂けて本当に嬉しいです!ハナさんの中のレオさん像を壊さずに書けて良かったです(>_<)テグン青年の話は……頑張ってみますね^^ (2016年3月4日 11時) (レス) id: 6dcd7388fb (このIDを非表示/違反報告)
サラン(プロフ) - ゆうりさん» うわぁ〜ありがとうございます(>_<)そう言って頂けて本当に嬉しいです!レオさんがシッペされる時の『あぁ!』がヤバイです(笑)次回また入れたいと思いますのでどうか笑わないようにご注意を(笑) (2016年3月4日 10時) (レス) id: 6dcd7388fb (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - はじめまして!前作からのファンです^^ サランさんがレオくんの特徴をよく捉えてらっしゃって読んでいてとても想像出来るというか、妄想出来るというか、、、(笑)とても好きです、サランさんのお話。チョンテグン青年サイドのお話ぜひ読みたいです!! (2016年3月4日 10時) (レス) id: d92a992d60 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうり(プロフ) - 前回の作品も、今回の作品もドキドキさせてくれてサランさんの作品かなり好きです!次回作も楽しみにしてますね。そしてレオさんの「あぁ・・・」とその後の照れ笑いが大好きです(笑) (2016年3月4日 2時) (レス) id: d2621a8376 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サラン | 作成日時:2016年3月4日 2時