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翌週から、私の生活が変わった。
部活中も、窓から離れた廊下側の席に座り、時間になれば直ぐに帰った。
ハギョンお兄ちゃんとシガは、迎えに来てもらう面倒が無くなって喜ぶと思ったのに、逆に心配してくれて、わざとどうでもいいように
『もう好きじゃなくなったから』
と言うと、何か言いたそうにしていたけれど、それを無視して淡々とするように心掛けた。
そんなある日だった。
ｼﾞﾖﾝ「……っ！？A！」
いつもの三人と昼休みに席で話していると、ジヨンが驚いたように私の腕を掴んで揺すった。
「なに？」
ｼﾞﾖﾝ「ろ、廊下！」
何故か声を小さくして、私に見ろと促してくる。
「？」
あとの二人も廊下を見て、
ﾅﾅ.ﾊﾉﾝ「「あっ」」
と驚いて私を見た。
振り返って見てみると、
「っ！？……せ…んぱい……？」
ドアの上につきそうな頭を少し屈めて、教室の中を窺っている先輩がいて、心臓が大きく跳ねた後、喉に息が詰まった。
鼓動が暴れて、苦しくて、今すぐここから逃げ出したいのに、私と目が合った彼の眼差しが一瞬柔らかくなったような気がして、胸がギュッと掴まれる感覚に襲われる。
ﾊﾉﾝ「A……呼んでるんじゃない？」
ﾅﾅ「行ってきな？」
「ぃ……行きたくない……」
情けない程、震えた声が出た。
絶対に先輩の方を見ないように、机に視線を落としてギュッと目を閉じて、彼がいなくなってくれることを祈ったのに……。
ｼﾞﾖﾝ「A……ぁ……」
教室内が少しザワついて、私のすぐ側に気配を感じた。
ﾃｸﾞﾝ「……話があるんだけど……」
頭上から聞こえた声に、涙が出そうになって、
ﾅﾅ「A、ほら……」
ﾅﾅが私を無理矢理立たせて背中を押すから、行くしか無くなる。
ﾃｸﾞﾝ「来て」
「っ……」
先輩の手が私の手首を掴んで、教室の外へ引いていかれた。
泣きそうな顔でジヨン達を振り返ると、何故か小さく頷いていた。
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作者名：サラン | 作成日時：2016年2月28日 14時
