. ページ31
.
N「Aちゃん大丈夫？なんか最近疲れてるみたいだけど……」
お兄ちゃんのメイク中、もう準備を終えたエン君が私の隣に腰掛けた。
「大丈夫だよ？ありがとう、心配してくれて」
N「するよ〜心配くらい。僕だってAちゃんのお兄ちゃんだからね。テグナに独り占めされてもちゃんと見てるから」
「お兄ちゃん……」
その優しさに思わずジーンときてしまう。
LE「ハギョナ」
まぁ、向こうのお兄ちゃんの警告によって感動に浸ってられないんだけどね。
N「煩いな。本当、何？その独占欲」
「あはは」
N「Aちゃん居なくなっちゃったらどうなっちゃうの？」
「はは……」
その話題、私とお兄ちゃんの間ではタブーなんだけどな……
だっていつもケンカになる。
LE『行かないよね？』
って決めつけるお兄ちゃんと、
『そんな訳にいかないよ』
って、その場しのぎの嘘もつけない私。
もうそんなやり取りを何回繰り返したんだろう？
いつまでも平行線なまま。
LE「Aは居なくならないよ」
ほらまた。
鏡越しにマジな顔して口を挟んでくる。
エン君が呆れ顔で私を見て、
N「Aちゃん気の毒だね」
って、こっそり言ってお兄ちゃんに睨まれながら部屋を出て行った。
私は、
再び私に戻されるお兄ちゃんの視線に気付かないフリをして、ケータイに視線を移した。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 36人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サラン(プロフ) - ミズキさん» ミズキさん、真夜中に読んで止まらなくなってしまったパターンですね？笑 そんなに熱中してもらえて本当にありがたいです(*^^*) コメントも残していただけて本当に嬉しいです！無駄に長い話になってますが頑張ってください！ 笑 (2018年8月28日 7時) (
レス) id: a36c8f7d95 (このIDを非表示/違反報告)
ミズキ - 愛い！！！愛がすごいいい！！笑 レオさんからの愛が半端ないですわ… たまーにでてくる、えねねんのお母さんっぷりも最高ですね。笑 そして、ブラックビーンｗｗｗ めっちゃ笑ってしまいます！！ああ、これからどうなるのか すごく楽しみです！！ (2018年8月28日 1時) (レス) id: 0af8ed3669 (このIDを非表示/違反報告)
サラン(プロフ) - みんははさん» みんははさんありがとうございます！更新遅くてごめんなさい(*_*)個人的にはヘタレでヘロヘロしてるてぐんさんも好きなので欲求不満のまま終了するかもですよ(ФωФ)ふふふ… (2018年5月31日 16時) (レス) id: 238f8fd5ab (このIDを非表示/違反報告)
みんはは(プロフ) - お兄ちゃんがいつまでガマンしするのか(^^;)何か思うところがあるのかなーうふふ(*´艸`*)続きを楽しみにしてます(^^) (2018年5月31日 15時) (レス) id: 2600b841f9 (このIDを非表示/違反報告)
サラン(プロフ) - みんははさん» みんははさ〜ん、お兄ちゃん頑張ってま〜す！最高にラブでハッピーな今を存分にお楽しみください(*´▽｀*) (2018年5月9日 21時) (レス) id: 238f8fd5ab (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サラン | 作成日時：2018年4月25日 11時
