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呆れてベッドに寝転んで、寝ようと目を閉じたけど、
…………
…………
「はぁ……寝れない」
おもむろにさっきのVアプリを再起動してリプレイしてて、
それを無意識のうちにやってて、
気付いて自分こわ〜ってなりながらも見るテグンとテグンの太腿マニア私。
……なんか、改めて見るとテグナとベッドでお話してるみたい。
アングルは少し違うけど、テグナの温かくて広い胸に乗っかって寝そべった時の近い距離感に、何故だかウズウズしてくる。
こうしてお喋りしてる時にジッと見つめてくるのは同じ。
これはコメントを読んでるんだろうけど。
時々手持ち無沙汰に自分の首やら鎖骨やら後頭部を触っている左手は、いつもなら私の頬を撫でたり唇をなぞったりしてる。
「……かっこいい……」
純粋にそう思うのに、こうして顔見れたの久し振りなのに、何で私アイスの事ばっかりあんなに必死に入力してたんだろう？
ちょっと反省。
リプレイだけど、今更
″かっこいい″
″セクシーで素敵″
″好き″
″会えて嬉しい″
一人で抱えきれない心の声をコメントに吐き出しておいた。
「はぁ……」
会えて嬉しいけど、もっと会いたい。
実物のあの、声が振動するのを感じたい。
体温に触れたい。
格好つけなくても、いつものありのままの仕草や表情や言葉で、
隣に寝転んでダラダラと……
そんなテグナだってかっこいいもん。
髪の毛ボサボサだって好きだし。
いやむしろ好きだし。
一人の時はアクセサリーじゃらじゃら着けて寝るっていうのも、さっき初めて知った。
いつも私と寝る時、ネックレス以外は着けてた事なんてないのに……
″好き″
″もっと会いたい″
「……はぁ〜……」
打ち込んでたら虚しくなって枕に突っ伏した。
「…………寝よ」
やっと訪れそうになった睡魔に身を任せて、ふて寝してしまえと思って握っていたスマホを放したら、
「ん？」
振動してカトクが届いた。
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作者名：サラン | 作成日時：2017年7月4日 6時
