僕の彼女シリーズ 8 (ページ13)

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それにしても、このアプリってブツブツ切れるよね～。

「あ、また……」

切れてなかなか戻らなくて、ヤキモキしながらやっともう一度立ち上がって見れるようになったら、

「えっ！？スプーン？何？」

何故か今度はコンビニのスプーンを取り出している。

と思ったら……プリン！

″プリンかい！″

思わず突っ込んでしまった。

″アイスの実はどうなった！？″

″食べ終わったの？″

″食べ過ぎじゃない？″

ツッコミどころが多過ぎて、何故か文字を打ち込む私も必死。

何やってんだ私も……。

そして何度も切れながらもファンとの交流を終えた彼。

『見た？』

直ぐにまた電話が掛かってきたけど、

「アイスの実どーなったの！？本当にちゃんと食べ終わったの？」

もうそっちの方が気になっちゃって全然内容が入ってこなかった。

『…………「格好良かった～」じゃないの？』

「え？あ、あぁ、格好良かったけどさぁ」

『けどさ？』

「もうアイスの実の方が気になっちゃって……また残したんじゃ？」

だって一人で食べる時いっつも途中で放棄するから。

って、私お母さんみたいになってる……

『ちゃんと食べたよ』

「そう……」

プリンは？

って聞きそうになったけど止めといた。

『ちゃんと ″かっこいい″ って入れた？』

「入れてない。てか分かった！」

『……なに』

「毎晩一人であんなものばっか食べてるからでしょ。太ったの」

『別に太ってないし』

「太ったよ、腿が。違うもん全然。いつも腿ばっか見てるから分かるもん」

『腿ばっかって……変態みたい』

「変態だもん。テグナの太腿マニアだもん」

『太腿マニア……何そのジャンル』

「私に内緒でどうせ楽屋とか事務所でも甘いの食べまくってるんでしょ」

『…………』

図星か。

『もう寝る。おやすみ』

へそ曲げたな。

「食べてすぐ寝ると……
ブッ……ツー、ツー、ツー……

また切られた。

子供か。

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