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モコモコに着込んで、近所のスーパーで大量に買い込んで、運べないからタクシーで帰って来ると、ちょうどマンションの地下駐車場からマネージャーさんの運転する車が出て行くところだった。
「A」
エントランスまで行くと、テグンが直ぐに私に気付いてくれて、他のメンバーは、
HK「え?ヌナ?」
KN「嘘でしょ?誰?」
N「ちょ、それ着すぎじゃない?」
「……だって、寒いじゃん」
言いながらテグンの傍に直行。
そんな彼も、両手を広げてくれるから、迷わずギューっと抱き付く。
N「ちょっと〜。まだここ一応家外なんですけど〜」
そういえばそうだった。
こんなに寒くなければちゃんとわきまえられたのに……。
でももう無理。
ここから出れない。
テグンも放さないでいてくれてるし。
KN「てかヌナ、買い込み過ぎだし」
皆も皆で、私が床に置いた買い物袋を普通に運んでくれる。
このままだと私、益々調子に乗りそう……。
とか思いながらも結局家に入るまでずっとテグンにくっついていた。
久し振りに二人でお風呂に入って、ゆっくり浸かって温まって出て来て、やっとポカポカしてきた。
だけど、ソファーでテレビを見ていても、もうくっつくのが癖で、テグンに無駄にしがみつてしまう。
邪魔だろうに、彼も何も言わないからベタベタとくっつき虫みたい。
布団に入ってからも、この季節は特にピッタリ、彼の懐に潜り込んで寝る。
「また足が冷たい」
そう言って、テグンが私の足先を器用に挟み込んで、温もりを分けてくれる。
「寒いの嫌だけど、テグナがこうしてくれるから好き」
彼の温もりに包まれて、更にその胸に顔を押し付けて言うと、クスッと笑うのが伝わる。
「暖かい?」
静かで優しい声が布団の中に溶けていくみたいに、それさえも私を包み込んでくれる。
「うん」
籠った声で返事をすると、また彼がクスッと笑った。
″幸せ″って、こういう事を言うんだね?
私専用の湯タンポは、温もりと幸せをくれる。
これは絶対、誰にも譲れない。
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サラン(プロフ) - @.@さん» @.@さん、ありがとうございます!!私のお恥ずかしい妄想の話を読んでいただいているうえに、このように祝福の暖かいお言葉までいただけて、恐悦至極です(>_<)もぅ〜更新頑張っちゃいます(^3^)/ (2016年12月25日 9時) (レス) id: 6dcd7388fb (このIDを非表示/違反報告)
サラン(プロフ) - ハナさん» ハナさんありがとうございます(*^^*)赤ちゃん可愛いです。レオさんに見せてあげたいくらいです(笑)授乳中に妄想を文に起こし中なので、待っていてくださいね! (2016年12月25日 9時) (レス) id: 6dcd7388fb (このIDを非表示/違反報告)
@.@ - サランさんご出産おめでとうございます!!!これからお母さん業大変かと思いますが体調に気をつけて頑張ってください!!更新楽しみにしてます^ ^ (2016年12月25日 2時) (レス) id: c5f36204de (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - サランさんご出産おめでとうございます!!新生児かわいいですよね〜(*^^*)授乳とか色々大変だと思いますが体調崩されない様に気をつけてくださいね〜!これからも更新楽しみにしています♪ (2016年12月25日 0時) (レス) id: d92a992d60 (このIDを非表示/違反報告)
サラン(プロフ) - 美里さん» 美里さん、ありがとうございます(*^^*)個人的な事にも関わらず祝福していただけて、感謝感激です!!凄く嬉しくて励みになります!オンマファイティン!(*^^*) (2016年12月24日 23時) (レス) id: 6dcd7388fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サラン | 作成日時:2016年10月10日 16時