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フラフラする頭と体でベッドから降りると、足元にリボンが落ちていて、ハッとして視線をさ迷わせると、クローゼットの入り口に散々悩んで買ったテグンへのプレゼントがあった。
幸いな事に、ちゃんとハンガーに掛けられている。
なのに、渡した記憶も、テグンが喜んでくれたのかも分からなくて……
ショックを受けて寝室を出た。
人生二度目の酒での失態。
一回目は何年前か忘れたけど、テグンとケンカした時だった。
鏡を見たら、ちゃんとメイクも落としてある。
でも、記憶だけが無い。
お風呂にお湯を溜めながら、バスタブに体育座りをして、うちひしがれながらベソをかいていたら、
ガチャ
急にドアが開いて、全裸のテグンが入ってきた。
「……何泣いてるの」
バスタブの中で小さくなってる私を見て笑う。
「だって……」
何も覚えてない……。
「テグナの誕生日だったのに……」
「……もしかして……記憶飛んでる？」
コクリと頷くと、何を思い出したのか、怖いくらいヘラヘラしだした。
「へぇ……じゃあアレもアレも、覚えてない？」
「な……なに？」
怖い。
やたらニヤニヤしてるし。
風呂のお湯が腰辺りまで貯まってきて、一通り洗い終えたテグンも入ってきた。
そして、
「テグナ……そこ、何で？」
彼の首筋と鎖骨に、紅い鬱血の痕。
それが何かなんて、普段付けられる側だからすぐに分かる。
けど……
記憶が無い。
「ここと、ここと、ここにもあるよ？」
またニヤける彼が、自分の二の腕の内側やら横っ腹やら、腰やらを指差して丁寧に教えてくれる。
「だ、誰が……」
「誰だろうね？ここ、どうしようかな？」
一番困る首筋のソレに指で触れて、困ってるようには思えない顔でそんな意地の悪いことを言う。
「ごめんなさい……」
いつもは私の方が首は止めろと彼に言うのに……。
「皆の前で困ったよ。吸い付いて放れないから」
「！？……うそ……」
「しょうがないから担いで帰って来たら、今度はこことここに……」
横っ腹と腰を指差して、
「ヒルみたいだった」
わざとらしく眉をしかめて昨晩を振り返るテグン。
私はもう、言葉も無い。
だって、聞いても全然思い出せない。
それに、いつ渡したかも分からないプレゼント。
皆でパーティーして、帰って来て二人きりになってから渡す流れに毎年なっていて、それまでは大事にクローゼットの奥に隠してあったのに……。
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サラン(プロフ) - @.@さん» @.@さん、ありがとうございます！！私のお恥ずかしい妄想の話を読んでいただいているうえに、このように祝福の暖かいお言葉までいただけて、恐悦至極です(>_<)もぅ〜更新頑張っちゃいます(^3^)/ (2016年12月25日 9時) (
レス) id: 6dcd7388fb (このIDを非表示/違反報告)
サラン(プロフ) - ハナさん» ハナさんありがとうございます(*^^*)赤ちゃん可愛いです。レオさんに見せてあげたいくらいです(笑)授乳中に妄想を文に起こし中なので、待っていてくださいね！ (2016年12月25日 9時) (レス) id: 6dcd7388fb (このIDを非表示/違反報告)
@.@ - サランさんご出産おめでとうございます!!!これからお母さん業大変かと思いますが体調に気をつけて頑張ってください!!更新楽しみにしてます^ ^ (2016年12月25日 2時) (レス) id: c5f36204de (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - サランさんご出産おめでとうございます！！新生児かわいいですよね〜(*^^*)授乳とか色々大変だと思いますが体調崩されない様に気をつけてくださいね〜！これからも更新楽しみにしています♪ (2016年12月25日 0時) (レス) id: d92a992d60 (このIDを非表示/違反報告)
サラン(プロフ) - 美里さん» 美里さん、ありがとうございます(*^^*)個人的な事にも関わらず祝福していただけて、感謝感激です！！凄く嬉しくて励みになります！オンマファイティン！(*^^*) (2016年12月24日 23時) (レス) id: 6dcd7388fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サラン | 作成日時：2016年10月10日 16時
