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「…………ごめんね？」
ソファーの足元に背中を預けて、ラグの上で私を足の間に囲うようにして座ったテグン。
その腕の中で、彼を見上げて昨晩の事を謝ると、悲しそうに、寂しそうに、何かに耐えるように、小さく首を振った。
そんな表情を隠すように、私の肩に額を預けて、ギュッ……と腕に力が込もる。
「…………居なくならないで……」
消えそうな声が、振動で伝わってくる。
……私でいいんだろうか？
夕べからずっと頭に渦巻いていた疑問が、また甦ってきて、
……私じゃなきゃ、ダメなんじゃないか？
そんな気になってくる。
いつも、直ぐに不安になる。
いつも、直ぐに疑ってしまう。
彼はそれに気付いているんだろう。
彼の愛を、私が信じなきゃ意味無いのに……。
『居なくならないで』
彼のその絞り出したような言葉が、きっと全てだ。
″愛してる″
いつも伝えてくれるその言葉より、今の私には胸に突き刺さった。
ギューッと、広い背中に精一杯手を伸ばして強く抱き締めると、彼がゆっくりと、震えた息を吐き出したのを感じた。
暫く無言で抱き合って、どちらからともなく唇を寄せて触れる。
確かめるように何度も。
私達は、お互いがお互いじゃなきゃダメなんだって、感じ合いながら。
ふと視線を絡ませると、赤く充血した彼の目が、私を射抜くように見つめて、
「……テグナ……」
名前を呼ぶと、やっと柔らかく目元を緩めて、またキスをした。
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ERI(プロフ) - サランさん» 是非！宜しく御願いします (2016年10月10日 14時) (
レス) id: 50277497f7 (このIDを非表示/違反報告)
サラン(プロフ) - ERIさん» ERIさんありがとうございます(>_<)そう言って頂けると、凄く嬉しくて励みになります！今後とも宜しくお願いします(*^^*) (2016年10月9日 22時) (レス) id: 6dcd7388fb (このIDを非表示/違反報告)
ERI(プロフ) - サランさん» お返事ありがとうございます！新しいの見ました！凄く面白いです！また次の更新期待してます！ (2016年10月9日 15時) (レス) id: 50277497f7 (このIDを非表示/違反報告)
サラン(プロフ) - pubuさん» pubuさん、ありがとうございます！読んで頂き、更にコメントまで頂けて、恐悦至極です(>_<)これからも頑張るので、宜しくお願いします！ (2016年10月9日 8時) (レス) id: 6dcd7388fb (このIDを非表示/違反報告)
pubu - 初めまして^ ^実は密かに拝見させていただいてました> <僕の彼女シリーズが大好きでいつも更新楽しみにしています♪これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2016年10月9日 0時) (レス) id: c5f36204de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サラン | 作成日時：2016年8月31日 0時
