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僕とマメはソファーでゴロゴロしてテレビを観ていたけど、二時間もすればお昼で、お腹も減ってきたし、今日まだ一度も触れてないAにも触れたくなってくる。


そういえば、あれきり会話も無いし。





僕に背中を向けているAは、どうやらいつの間にか仕事をし始めていたらしい。



あまり見ることのない、彼女の仕事をする真剣な姿に、


邪魔しない方がいいのか?


と思いつつ、構いたくて堪らなくなってくる。



「A〜」



「………」


「Aちゃん」



「……なに?」


「コーヒー飲みたいな〜」


「自分でやって。朝落としたのあるから」


素っ気ない。


てゆーか……


「怒ってる?」


「怒ってない。今手が放せないだけ」


……やっぱり怒ってるんじゃ?



ソファーに沈んだ体を起こして立ち上がると、マメが足下でピョンピョンしてくる。


可愛いけど、今はごめんね?



Aの後ろからそっと腕を回すと、ビクッと驚いたのか、体を揺らして振り向いた。


「ビックリした〜」


やっと顔が見れた。


「なに?」


「いや、まだ今日一回も触ってないと思って」


「……自分が浮気してるんでしょ?」


「浮気?浮気になるの?これ」


「そうだよ」


不貞腐れて、無意識なのか頬を膨らまして唇を尖らせるAが、マメよりやっぱり可愛い。


「じゃあ向こうで一緒に座ってコーヒー飲もう?今度はAの番」


「なにそれ。とっかえひっかえじゃん」


ちょっとだけ笑った彼女に安心しながら、二人分のコーヒーをカップに注いで、リビングのローテーブルに置く。



「おいで?」


手を差し伸べると、素直に寄ってくる可愛い本命の彼女。


「マメ、ちょっとごめんね?」


足下で相変わらずキュンキュン言うマメを無視して、Aと並んでソファーに座ると、やっぱり凄く落ち着く。


すると、ソファーに飛び乗ってきたマメが僕の膝の上にまた登ってきて、何故かAの方をジッと見つめだした。



「……何?もしかして睨んでる?」


「そんなことないでしょ。マメ?」


「絶対睨んでる……」


Aがそう言いながら、コーヒーに手を伸ばそうとした時、


「ガウッ!」
「っ!?いっ……!」

「えっ!?」


一瞬で修羅場と化した。



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3→←僕の彼女の恋敵 1



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ERI(プロフ) - サランさん» 是非!宜しく御願いします (2016年10月10日 14時) (レス) id: 50277497f7 (このIDを非表示/違反報告)
サラン(プロフ) - ERIさん» ERIさんありがとうございます(>_<)そう言って頂けると、凄く嬉しくて励みになります!今後とも宜しくお願いします(*^^*) (2016年10月9日 22時) (レス) id: 6dcd7388fb (このIDを非表示/違反報告)
ERI(プロフ) - サランさん» お返事ありがとうございます!新しいの見ました!凄く面白いです!また次の更新期待してます! (2016年10月9日 15時) (レス) id: 50277497f7 (このIDを非表示/違反報告)
サラン(プロフ) - pubuさん» pubuさん、ありがとうございます!読んで頂き、更にコメントまで頂けて、恐悦至極です(>_<)これからも頑張るので、宜しくお願いします! (2016年10月9日 8時) (レス) id: 6dcd7388fb (このIDを非表示/違反報告)
pubu - 初めまして^ ^実は密かに拝見させていただいてました> <僕の彼女シリーズが大好きでいつも更新楽しみにしています♪これからも更新頑張ってください!応援してます! (2016年10月9日 0時) (レス) id: c5f36204de (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サラン | 作成日時:2016年8月31日 0時

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