僕の彼女の好きなタイプ ページ22
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「わぁ、格好いい……」
Aのそんな声に過剰に反応してしまうのは、もはや僕の癖のようなもの。
まぁ、どうせ僕の事だろうと思いながら、ソファーで雑誌を見ている彼女の後ろからこっそり覗き込んでみると……
……僕じゃない！？
いやいや、このページの何処かに僕が載ってるんじゃ……
……
…………いない。
Aが僕以外を『格好いい』なんて言うなんて……
ショック……。
「…………どこが格好いいの？」
「あ、テグナ〜」
思わず聞いてしまった。
僕の気も知らずにニコニコ振り返るA。
「どうしたの？そんなしかめっ面して」
「そーゆー顔がタイプなの？」
「え？あ、あぁ……そうなのかな？うーん……」
僕が雑誌のモデルを指差すと、改めてそれをマジマジと見て、自分が『格好いい』と言ったくせに小首を傾げる。
「……どこがいいの？」
「え？……パッと見？…かな？」
「ふーん……」
面白くない。
「髪型？」
短髪じゃん。
僕はAがこれが好きだって言うから今の長さをキープしてるのに……
僕って健気だな……
「ん〜……別に」
「……じゃあ、顔？この、ちょっと濃いめがいいの？」
僕とは真逆なタイプ。
「濃いのがいいってわけじゃ……」
「……じゃあ……体格？」
これまた鍛えられていそうなムキムキ系で、どちらかというとホンビンタイプ。
益々僕からかけ離れてる。
「いやいや、それならテグナの方が好き」
思わずニヤッとしてしまう。
「好きじゃないの？ムキムキ」
「ヤダ」
「ふーん」
気のない素振りをするけど、あっという間に機嫌が直ってるのが自分でも分かる。
僕って、ホント単純。
「あ、分かったかも」
「何？」
「似てる。服装が。テグナに」
……はぁ。
もう、可愛い。
許す。
「……そうかな？」
「うん、似てる。テグナ似合いそう」
「そう？どこのブランド？」
彼女の手から雑誌を奪って隣に腰を下ろした。
僕って、結局……Aバカなんだな。
改めて自覚したある日の午後。
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ERI(プロフ) - サランさん» 是非！宜しく御願いします (2016年10月10日 14時) (
レス) id: 50277497f7 (このIDを非表示/違反報告)
サラン(プロフ) - ERIさん» ERIさんありがとうございます(>_<)そう言って頂けると、凄く嬉しくて励みになります！今後とも宜しくお願いします(*^^*) (2016年10月9日 22時) (レス) id: 6dcd7388fb (このIDを非表示/違反報告)
ERI(プロフ) - サランさん» お返事ありがとうございます！新しいの見ました！凄く面白いです！また次の更新期待してます！ (2016年10月9日 15時) (レス) id: 50277497f7 (このIDを非表示/違反報告)
サラン(プロフ) - pubuさん» pubuさん、ありがとうございます！読んで頂き、更にコメントまで頂けて、恐悦至極です(>_<)これからも頑張るので、宜しくお願いします！ (2016年10月9日 8時) (レス) id: 6dcd7388fb (このIDを非表示/違反報告)
pubu - 初めまして^ ^実は密かに拝見させていただいてました> <僕の彼女シリーズが大好きでいつも更新楽しみにしています♪これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2016年10月9日 0時) (レス) id: c5f36204de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サラン | 作成日時：2016年8月31日 0時
