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屋上にも行かなくなった。
家にもほとんど帰ってない。
あの生徒が押し掛けて来た時の事を考えるとゾッとして……。
彼には、テグンだけには見られたくない。
私なんてそもそも付き合ってもいないし、只の欲求の捌け口相手のくせに、何故かどうしても、彼には知られたくなくて……。
大学の仮眠室で夜を過ごしたり、ビジネスホテルを利用したり、家には着替えやシャワーをしに帰る位にしていた。
そして一番この胸を引き裂くのは……
彼女に笑いかける彼を見かけてしまう事。
こんな時に限ってよく目に映り込んでくる。
体も心もボロボロなのに……。
嬉しそうに笑う彼。
彼女の隣に並んで歩いて、彼女の顔を時々覗き込んで。
カフェで一人で本を読んでいると思ったら、彼女がすぐに来て、二人で席を立つ。
この大学の中の、そんなありふれた光景が、彼が隣にいるというだけで羨ましくて、妬ましくて……。
愛を知るまで、何とも感じなかった行為。
抱かれる腕の、その優しさを覚えてしまうまでは、彼と彼女の光景も、何も痛みなど感じなかった筈なのに……。
今は、息が止まりそうな程、辛い。
「少し痩せた？」
私を覗き込んで、ジッと見つめてくる目。
酷い人。
私にはあんな風に笑わない。
あんなに楽しそうに話さない。
……ねぇ、どんな風に話すの？
彼女に。
どんな風に笑う？
どんな声で？
そんなに嬉しい？
あの子といると。
じゃあどうして、私なんかを……
憎くて堪らないのに、私の胸を『好き』で満たす、この世で唯一愛する人。
彼だけが安らぎだった。
私の罪悪で、幸せを与えてくれる人だった。
付き合ってた訳じゃない。
浮気相手と言うにも恐れ多い。
でもいつからか、彼への愛を自覚してしまってからは、素直に快感だけを追えなくなっていた。
『好き』
そう口からこぼれ落ちてしまいそうで……。
私の心はいつからこんなに正直者になったんだろう？
私を見つめるその目を、見つめ返す事が出来なくなっていた。
また、誰かの性の道具にされて、益々汚れていく。
彼にだって、私という存在は只の性 欲処理でしか無かったと分かっているくせに、それを認められず、他の男にだけ汚されたと感じている私は……
本当に救いようがない。
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サラン(プロフ) - cha3gyuさん» cha3gyuさん、ありがとうございます！そのお言葉に勇気を頂きました！これからちょいちょいアダルトを挟んで行こうかと思っているので、どうか引かずにお付き合いお願いします！(*^^*) (2016年9月5日 19時) (
レス) id: 6dcd7388fb (このIDを非表示/違反報告)
cha3gyu(プロフ) - アダルトなテグンさんを全力で欲してますw！！！次回作を楽しみにしていますね！ (2016年9月5日 18時) (レス) id: f2d1d4088c (このIDを非表示/違反報告)
サラン(プロフ) - ハナさん» ハナさん、ありがとうございます！残念ながら、私の文章力が乏しすぎてアダルトテグンさんを思う存分お伝えできないのが悔しいです。もうそこは大いにご自由に妄想を広げて頂ければと(笑)また次回のエロをお楽しみに(笑) (2016年8月30日 14時) (レス) id: 6dcd7388fb (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - アダルトなテグンさんサイコーです！いや、、、私も日々頭の中は妄想フル回転です///サランさんのお陰で色んなテグンさんに出会えて楽しいです^^次回も楽しみにしています！ (2016年8月29日 23時) (レス) id: d92a992d60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サラン | 作成日時：2016年8月21日 7時
