あの頃のように【番外編】 (ページ14)

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私は両親と出掛けるのが好きなの。

お母さんと女子トークしながらお買い物するのも凄く好きだけど、お父さんとデートみたいに腕を組んで街を歩くのも凄く好き。

だって、私とお父さんが並ぶとモデルみたいだって、よく芸能事務所の人に声を掛けられるの。

それに、お父さんは私の欲しい物買ってくれるから。

後でお母さんに見つかって怒られるんだけど、それでもお願いすれば買ってくれる。

今度の土曜日もバッグ買ってもらうから、ちゃんとお家のお手伝いしなくっちゃ。

いつもそういう約束でお父さんは私にいろいろ買ってくれる。

でもそれって、お母さん知ってるのかな？

『お母さんの事助けてあげて？』
って、お父さんはいつも私に言う。

お父さんは口下手で不器用だけど、お母さんの事を凄く大切に想ってる。

そんなところも素敵なの。

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