あの頃のように【番外編】 (ページ1)

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僕はチョン家の長男です 1 ページ1

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僕の名前はチョン・サンヒョク。

皆に『サンヒョガ』や『ヒョガ』と呼ばれています。

今日、僕は二十歳になりました。

家族がパーティーをしてくれて、プレゼントも貰って、今は真夜中の二時。

ベッドに寝そべって、友達から届いていたお祝いメッセージに返事をしていたら、いつの間にかこんな時間になってしまいました。

さっきまでの賑やかな家の中が嘘のように、今は静かで穏やかな夜となっています。

うちは大所帯だから、こんな風に家が静かだと、少し変な感じがします。

長男の僕、二歳下の紅一点のサラン、15歳の反抗期真っ盛りのホンビン、それから一番落ち着きが無いジェファンはまだ10歳。
三人男の、一人女の子。

僕の両親は、父が47歳、母が48歳。

父は芸能事務所で音楽プロデューサーの仕事をして僕達を養ってくれて、母はとても苦労して僕達を育ててくれています。

うちは周りと比べると兄弟が多く、いつも賑やかです。

父は、無口で物静かなタイプなので、食事の時も、何処かへ買い物に行った時も、穏やかに僕達を見守っていてくれて、逆に母には怒られたり、口煩く言われる事の方が多いです。

僕も沢山怒られました。

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