煙草×テヒョン ページ24
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「あー疲れた……」
吸い込んだ煙を勢いよく吐き出して大きな溜息をつく。
今日は半日、営業と外に出ていたのだけど……これまた気が利かない人で。
年上だし、営業の人だし、わたしが何か言えるわけでもないから黙ってついていたけど。いらいらは溜まる一方で。
漸く外回りが終わり帰るかってなったのだけれど、もうその人と一緒に居るのは無理で。どうせ直帰の予定だったし現地解散をさせてもらった。
解放されてもなんだかすっきりしなくて、近くの喫煙所に飛び込んでタバコを吸っていらいらを抑えようとした。止めなきゃ止めなきゃと思うのに、こうやっていらいらするとついつい吸ってしまう。
匂うし、良いイメージ持たれないから止めれるものなら止めたいんだけどね。そう思いながら残り少なくなったタバコを灰皿に押し付ける。
そして鞄からタブレットを取り出して口に放り込む。喫煙所から出て今度は消臭スプレーを吹き付ける。薄暗くなって来た空を見てまた溜息をついて、今日は飲んで帰るかと大通りを歩き始めた。
歩き始めて数分も経たずに、ポケットに入れていた携帯が震える。
あの営業からだったらどうしようって思って嫌々着信を確認すれば、違う人だった。表示されている名前がテヒョンさんとなっているのを認識して、すぐ様タップして電話に出る。
「お疲れ様です」
「お疲れ〜Aちゃん、今帰り？」
「はい、今日は直帰です」
いらいらしていたのも吹き飛ばすほど、甘くて優しい声に思わず口角が上がるのが分かる。
「Aちゃんって今日は髪の毛下ろしてたよね？そんでもってグレーのコート着てたよね？」
「え、あ、はい。そうです」
突然どうしたんだろう？と思いつつ、自分の姿を確認しながら答える。
「今、コンビニの前歩いてるよね？」
その言葉に近くにいるの？って思って立ち止まってきょろきょろする。それに気付いたのか、後ろ後ろと電話口から言われる。でも後ろを見てもテヒョンさんらしき人は見当たらない。
「て、てひょんさん、どこにいるんですか」
「後ろの方にハザード点けて止まってる車の中」
その言葉に今度は車道の方を見れば、確かに見慣れたテヒョンさんの車が停まっていて。運転席にいるテヒョンさんがわたしの方を見て手を振っていた。
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藍(プロフ) - むーたんさん» 良かったです！わたしは敬語は外せませんが、どうぞお好きなようにコメントして下さい。 (2018年10月28日 22時) (
レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
むーたん - わあああ！嬉しいです！タメで話してもいいですか？ (2018年10月28日 12時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - むーたんさん» ありがとうございます、嬉しいです。むーたんさまのような素敵なコメントが励みになっていますので、有り難く頂戴します。お返事遅くなってしまうこともあるかとは思いますが、これからもよろしくお願いしますね！ (2018年10月27日 15時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
むーたん - はい！テテグクよりです！わー！嬉しいです！更新頑張ってください！あと、これからもたくさんコメントさせてもらってもいいですか？迷惑じゃないですかね？ (2018年10月26日 22時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - むーたんさん» わー！こちらまでコメントありがとうございます！テテペンさんでしたか。今回テテのお話更新しておりますので、お楽しみくださいませ！姪っ子ちゃんも続き書きたいと思っているので、頑張ります (2018年10月25日 20時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2018年8月23日 20時
