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だからわたしはぐっと体をソクジンに近づけて、その横顔にキスをする。リップ音を立てて、2、3度頬にキスをしてそのまま耳に唇を寄せる。
「やー！A！」
「あ……」
ビクッと反応したソクジンが片手でわたしの頬を掴む。
「運転中！それはだめだって」
「だって……」
「なに、どうしたの」
「ちゅーしたい」
「耳はだめ」
「耳じゃなきゃいいの？」
わたしの言葉に黙るソクジン。だからわたしの頬を掴むソクジンの手を離して、その手はわたしの手に絡める。
「こら」
「これで止められないでしょ？」
「事故ったらどうするの」
「ソクジンはわたしが横にいるのにそんなことしないでしょ？」
「あのね……」
めちゃくちゃ言うわたしに呆れるソクジン。でも今はわたしはそんなことどうでもいいの。手を絡めたまま、再びソクジンの頬に唇を寄せる。
耳はだめって言われたから次はどこにしようかな。考えながらも思いつかないから再び頬にキスを落とす。
ああソクジンにキスされたい。
「あ、もうすぐ赤だったんじゃないの？」
「もうすぐって……黄色にもなってないのに突然速度は落とせないでしょ」
「でも歩行者の信号が点滅してた」
また赤信号に捕まればキスができると思ったのに。こういう時だけ信号は全部青なんだから。
「ちょっと待ってて」
ソクジンはそう言ってハンドルを切って横道にそれる。その間もわたしは手を繋いだまま運転しているソクジンに寄り添ってる。
「A、危ないからちゃんと座って」
「えー」
ソクジンの言葉を無視してもう1度唇を近づける。今度は限りなくソクジンの唇のすぐ横に。
そうしたら車が止まった。赤信号かと前を向こうとしたら、そのまま後頭部を掴まれて寄せられる。
少し乱暴な様子に驚きながらも近付いてくるソクジンの顔に目を伏せる。
やっとソクジンとキスができる。くっ付いては離れ、また吸い付く。
何度も何度もソクジンの唇を味わう。その甘さにくらくらして、どうにかなりそうだった。
「っ……そ、くじん……」
「はあ……そんな甘い声出して。もう運転どころじゃないんだけど」
ソクジンの言葉にチラッと車の外を見れば。信号待ちでも何でもなく、路肩に駐車していたみたいだった。
「ふふふ、これでいっぱいちゅーできるね」
「止まらなくなっても知らないからね」
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藍(プロフ) - むーたんさん» 良かったです！わたしは敬語は外せませんが、どうぞお好きなようにコメントして下さい。 (2018年10月28日 22時) (
レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
むーたん - わあああ！嬉しいです！タメで話してもいいですか？ (2018年10月28日 12時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - むーたんさん» ありがとうございます、嬉しいです。むーたんさまのような素敵なコメントが励みになっていますので、有り難く頂戴します。お返事遅くなってしまうこともあるかとは思いますが、これからもよろしくお願いしますね！ (2018年10月27日 15時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
むーたん - はい！テテグクよりです！わー！嬉しいです！更新頑張ってください！あと、これからもたくさんコメントさせてもらってもいいですか？迷惑じゃないですかね？ (2018年10月26日 22時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - むーたんさん» わー！こちらまでコメントありがとうございます！テテペンさんでしたか。今回テテのお話更新しておりますので、お楽しみくださいませ！姪っ子ちゃんも続き書きたいと思っているので、頑張ります (2018年10月25日 20時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2018年8月23日 20時
