ルトリアングル3

押しかける想い ページ29

席替えで女子と男子が交互に座ることになった




私のサイドにはドギョム君と、ホシ君がいる




でも、ホシ君は隣の女の子と会話が始まってしまったようで





「Aさんで合ってる？」




話しかけてきたのはドギョム君



背が高くて、この中で一番誠実そうに見えるイケメンだ




「はい、合ってます」




こんな感じなのか、合コンて緊張する…





「さっき自己紹介で、自分の名前疑問形だったからさ(笑)

あ、何飲む？」





メニューを見せてくれる、ドギョム君





「うーん、じゃあカルピスで」



「ええ、飲もうよ。せっかく来たんだし」



「ええ、うん、じゃあ、カシオレで」



「じゃあ、俺、生で」





ドギョム君は、私と一緒に注文してくれた





「あんまり、飲めない子なの？」



「いや、そんなことはないけど」



「ああ、よかった。飲めない子に、無理に勧めちゃったかなと思って」



「ううん、全然そんなことないよ」






……………






やばい、全然会話続かないよ




どうしよう…帰りたい





「どーもー！ホシでーす」





そう私のグラスにいきなり乾杯してきたのはホシ君だ



可愛い、髪色とノリはチャラいがただただ可愛い




だが、帰りたい




こんなノリの人、テンション高い時のジュニくらい絡みずらいよ





誰か、助けてくれええ






すると……







「A………？？」






ヒョッコリと、私達のいる座敷の暖簾から顔を出したのはミンギュだった




なぜミンギュがここに？






「キャー！ミンギュ君じゃん！偶然！一緒に飲む？」



とウナちゃんが言う。




「いや、いい。Aだけ、ちょっと呼んで」






私は、ミンギュに呼び出されて居酒屋の外に行くことに。





「なんでミンギュがここに？チェヨンちゃんとデートしてたんじゃ？」




「お前が合コン行くってチェヨンに聞いて、それからジスヒョンに聞いて教えてもらったんだよ、お前の居場所」





「そう・・・でも、なんでミンギュが？」




「お前って、本当に最悪だな」




「はあ？？」




いきなり押しかけといて、最悪ってなんだ





「俺が誰かとデートしてても嫉妬なんかしないで、合コンなんかに行くような女なんだから」






そうミンギュは怒っているようだった





どうしてミンギュが怒るんだ、今日はチェヨンちゃんと楽しそうにしてたのに……

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