昔の俺 ページ9
さっきまで泣いていたのに
いつの間にか涙は止まって
笑ってた。
今は二人で芝生に横になって
月を見上げている。
「チャニョル君て不思議だね……
ってずっと前から思ってた」
するとチャニョル君が「うん？」と
私の方に顔を傾けた。
「チャニョル君といるとね
いつの間にか笑ってるの」
チャ:「そう？」
「うん、なんでだろうね？笑」
そういうとチャニョル君は
「よくわかんねーけどなんか嬉しい」と笑った。
夏の虫がリンリンと鳴いている。
それが妙に心地よくて。
さっきまでルーハンのことで
いろいろ考えてもやもやしていたのに
心はふっきれたように
清々しかった。
A:「チャニョル君はなんで……
そんなに私を想ってくれるの…？」
自分で聞くのもどうかと思うけど
ふと聞いてみた。
だってよく分からない…
チャニョル君が私のことを好きなんて
奇跡に近いことそうなのに……
チャ:「中学校の時…
Aは覚えてないかもしれないけど
同じ学校だった」
覚えてないかもしれないけどって……
「ガッツリ覚えてますけど。笑」
同じ学校だったのに忘れるわけないじゃん。
チャ:「え………あ、まじ？
うそ、忘れられてると思ってた。
過去の俺なんか。笑」
過去の俺？
そうチャニョル君は決まり悪そうに笑った。
チャ:「じゃあ覚えてると思うけど、
今の俺こんな感じじゃなかった。
全然さえなくて、太ってた。笑」
「そう？笑
高校入って少し変わったなーぐらいに思ってたけど」
チャ:「全然違えーし。笑
さえなさすぎてからかわれてばっかで。笑
そんな俺が
冷やかされてる時
声をかけてきたのがAだった」
詳しくは覚えてないけど
そんなことあった気がする……
チャ:「嬉しかったよ。
こんな俺のために涙まで流してくれて…
その時から俺はAに恋をした」
そんな前から…
チャ:「名前しか知らない
女の子だった。
話かける練習しようと思って
いざ鏡の前に立ったら
''こんな俺じゃ話かけらんねぇ''ってな。笑」
そう彼は懐かしそうに笑った。
チャ:「だから、それから
俺は変わる努力をした。
辛くても何でもした。
ただ、Aと話したい一心で…
高校に入って、同じクラスになった時は奇跡かと思った」
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kyung-soolove(プロフ) - 久しぶりに見たら、9が更新されていたけどパスワードがかかって見れないんですけど、どうしたらいいですか？(^◇^;) (2014年12月7日 10時) (
レス) id: 3e8c6e3078 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - tanaさんが作る作品がすごくだいすきです！何回読んでも感動します！受験勉強わ大変ですけどがんばってください！応援しています◎ (2014年12月7日 1時) (レス) id: d0215562f9 (このIDを非表示/違反報告)
ソヒョン(プロフ) - tenaさんが戻ってくるまでまた１から見ます！そのくらい面白い作品なので首を長くして待っています！受験ファイティン！！ (2014年12月3日 14時) (レス) id: 135ce1d3d7 (このIDを非表示/違反報告)
青髪少女(プロフ) - Tenaさんの小説をいつも読んでるんですけど話が切なすぎて自然に涙が出てきます。Tenaさんの小説の更新まっています (2014年11月25日 22時) (レス) id: c842aa2106 (このIDを非表示/違反報告)
なお - ひさびさに覗いたら続きが(*ﾟvﾟ*)嬉しいです！主人公頑張るのかどうなのか！！なにかアクションはあるのか…>_<…受験勉強大変だと思います…>_<…ファイティンです！ (2014年11月5日 1時) (レス) id: 84b0b590e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tena
| 作成日時：2014年8月15日 21時
