責任と利用(ルーハンside) ページ47
俺はファランと付き合うことにした。
彼女が望むこと全て受け入れようと思った。
それで彼女の気持ちが軽くなるなら
自分の気持ちなんか関係ない。
それが俺にできる、せめてもの償い。
ファ:「また今日も、泊まっていい？」
ルハ:「…ああ」
俺の本当に想ってる人は
今違う誰かと幸せなんだ。
だから俺は自分の気持ちに蓋をした。
Aと出会う前の俺に戻ると決めた。
そしたら何もかもうまくいくから。
ファ:「ねえ、ルーハン…」
するとファランが俺に上目遣いで
恥ずかしそうに見上げた。
ルハ:「何？」
ファ:「キス…して……?」
そんなことできない。
そう前の俺なら言ってたと思う。
今は嘘でもいつかはきっと
彼女を愛せる、そう信じて…
俺はファランの唇に軽く触れた。
ファ:「ふふ、あ、私なんが作るよ！」
真っ赤になった彼女の顔。
恥ずかしくなったのか、逃げるように台所に行った。
ルハ:「……最低だな、俺」
とボソッと呟く。
キスした時に感じた時に
一瞬あいつの顔を思い浮かべた。
俺は本当に最低な奴だ。
でも唇に触れた瞬間、やっぱり違うと
俺の感覚が覚えていた。
好きでもないのに、抱きしめた。
好きでもないのに、キスをした。
すでに自分の中にはミンソクに言われたとおり後悔が募っていた。
ましてや、Aと重ねてたなんて
ミンソクに言ったら軽蔑されそうで言えない。
でもまたファランを愛したいと思ったのは本当だ。
それがファランのためにも
俺のためにもなると思ったから
この道を選んだ。
もしかしたら責任をとると言い張って
本当はAを忘れたいために
俺はファランを利用したいだけなのかもしれないけど…
＿＿____________________
朝、目を覚ますと体がなんとなく
重かった。
ファ:「ルーハン、早く学校行かないと！」
とファランが俺を急かすけど
体が上がらない。
ルハ:「いい、今日はサボるから」
ファ:「ええ？
じゃあ私、遅刻するし行くね」
と家を出て行った。
数時間経って、体が熱い。
水を飲もうと立ち上がると
意識が朦朧とする。
やばいと思って目についた電話番号に電話をかける。
それと同時に俺は持っていたグラスを落として崩れ落ちた。
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kyung-soolove(プロフ) - 久しぶりに見たら、9が更新されていたけどパスワードがかかって見れないんですけど、どうしたらいいですか？(^◇^;) (2014年12月7日 10時) (
レス) id: 3e8c6e3078 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - tanaさんが作る作品がすごくだいすきです！何回読んでも感動します！受験勉強わ大変ですけどがんばってください！応援しています◎ (2014年12月7日 1時) (レス) id: d0215562f9 (このIDを非表示/違反報告)
ソヒョン(プロフ) - tenaさんが戻ってくるまでまた１から見ます！そのくらい面白い作品なので首を長くして待っています！受験ファイティン！！ (2014年12月3日 14時) (レス) id: 135ce1d3d7 (このIDを非表示/違反報告)
青髪少女(プロフ) - Tenaさんの小説をいつも読んでるんですけど話が切なすぎて自然に涙が出てきます。Tenaさんの小説の更新まっています (2014年11月25日 22時) (レス) id: c842aa2106 (このIDを非表示/違反報告)
なお - ひさびさに覗いたら続きが(*ﾟvﾟ*)嬉しいです！主人公頑張るのかどうなのか！！なにかアクションはあるのか…>_<…受験勉強大変だと思います…>_<…ファイティンです！ (2014年11月5日 1時) (レス) id: 84b0b590e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tena
| 作成日時：2014年8月15日 21時
