悪夢 ページ38
ファ:「ルーハン？
いないのー？」
それは間違いなくファランさんの声だった。
やっばい、こっちに来る。
とりあえず隠れなきゃ…!
ファ:「ルーハン？」
私はルーハンから手を離して
ソファの後ろに隠れた。
するとリビングにファランさんの
足音が聞こえた。
ファ:「なんだ、いるじゃん。
いるなら返事してよ」
ルハ:「さっきまで寝てた」
ソファから隠れて
ファランさんの様子を伺う。
ルーハンは体を起こしていて
そのベッドの上にファランさんが座っていた。
ファ:「どうしたの？熱？」
するとファランさんは
ルーハンのおでこに頭を近づけた。
ズキッ＿___
こっちから見ると
二人がキスしてるみたいだ…
するとルーハンが、ファランさんの
首に腕を回した。
ファ:「や、ちょっとルーハンっ…」
するとファランさんも
ルーハンの首に腕を回した。
ドックン、ドックン、ドックン、
ねぇ、嫌だよ……
激しく聞こえる息遣い。
二人が私の目の前でキスをしていた。
嫌だよ、嫌だよ、
私の視界は涙で溢れて
ボロボロとこぼれ落ちた。
何も見たくなくて目をぎゅっと瞑った。
何も聞きたくなくて耳を塞いだ。
なんで、私ここに来ちゃったんだろ…
なんで、すぐに帰らなかったんだろ…
そしたらこんな場面見なくてすんで
こんなに傷つかずにすんだのに…
バカだな、私…
手を握ってくれただけで、少しだけ淡い気持ちを抱いてたなんて……
もう彼の気持ちは私じゃなくて
彼女のものだなんて分かってたのに……
もうこんな想いするのは嫌だよ…
いやだ、いやだ、いやだ……
「いやだっ________________________」
''おーい、大丈夫か？''
ぎゅっと閉じた目を少し
開いてみるとそこには真っ白な天井があった。
「はっ、はっ、はっ…………」
ルハ:「怖い夢でも見た？」
声のする方を見るとキッチンの方に
ルーハンがこっちを見て座っていた。
なんで、私、ルーハンのベッドに
寝てるの？
ルハ:「人の看病しに来て、熱出して
逆に看病されるとか、バカ？」
ルーハンはコーヒーを飲んで
くすりと笑った。
自分でおでこを触ると
確かに熱かった。
てことは、さっきのは夢、、よかった……
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kyung-soolove(プロフ) - 久しぶりに見たら、9が更新されていたけどパスワードがかかって見れないんですけど、どうしたらいいですか？(^◇^;) (2014年12月7日 10時) (
レス) id: 3e8c6e3078 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - tanaさんが作る作品がすごくだいすきです！何回読んでも感動します！受験勉強わ大変ですけどがんばってください！応援しています◎ (2014年12月7日 1時) (レス) id: d0215562f9 (このIDを非表示/違反報告)
ソヒョン(プロフ) - tenaさんが戻ってくるまでまた１から見ます！そのくらい面白い作品なので首を長くして待っています！受験ファイティン！！ (2014年12月3日 14時) (レス) id: 135ce1d3d7 (このIDを非表示/違反報告)
青髪少女(プロフ) - Tenaさんの小説をいつも読んでるんですけど話が切なすぎて自然に涙が出てきます。Tenaさんの小説の更新まっています (2014年11月25日 22時) (レス) id: c842aa2106 (このIDを非表示/違反報告)
なお - ひさびさに覗いたら続きが(*ﾟvﾟ*)嬉しいです！主人公頑張るのかどうなのか！！なにかアクションはあるのか…>_<…受験勉強大変だと思います…>_<…ファイティンです！ (2014年11月5日 1時) (レス) id: 84b0b590e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tena
| 作成日時：2014年8月15日 21時
