検索窓
今日:7 hit、昨日:28 hit、合計:152,919 hit

129.彼の決意 ページ29

 二人の影が離れると、

 見つめ合う形となり、

 一気に恥ずかしさが込み上げる。


 気がついたらあたりは暗くなっていて

 夜になってしまったようだ。


「A、今日はもう日が落ちてしまった。

 蝶屋敷の方に伝えるから、君も今夜はここに泊まって。

 生家には要に伝言をお願いする。


 それと、今後のことについて

 俺の考えを少し話しても良いだろうか?」

 
 
 私はこくりと頷く。


「華恵には、しっかりと俺の気持ちを伝えようと思う。

 偽ったままでは華恵にも失礼だからな。

 
 元々、父は俺が鬼殺隊をやめないがために

 婚約を解消するように華恵のお父上に

 言いつけたことがあった。

 
 それでも、華恵と華恵のお父上は

 婚約を解消することはなかった。」



 杏寿郎さんは大きく息を吸う。



「許してもらえるかは分からない!


 しかし、俺の気持ちは変わらない!

 


 …少しだけ待っていてくれないか?」
 


「…はい。」


 まっすぐ見つめるその瞳は

 
 どこか未来を見据えたような


 強い眼差しだった。


 





 その夜、私は疲れてしまっていたのか



 ベッドに横になるとすぐに眠りに落ちていった。
 

 

130.覚悟→←128.確かめるように



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (251 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
434人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

狐姫(プロフ) - 朱乃さん» はじめまして。コメントありがとうございます!煉獄さん本当に素敵な人ですよね〜!ドキドキさせられているのであれば光栄です!今後も皆様が入り込みやすいようなストーリー作りに努めますので、ぜひお楽しみくださいね! (2021年10月22日 20時) (レス) @page47 id: 12299479a5 (このIDを非表示/違反報告)
朱乃 - 初めまして。私も煉獄さんが大好きで、妄想恋愛をするくらいなので、(きゃー恥ずかしい)こんなことが本当にあったらいいなーと毎回ドキドキしながら読んでます!続き楽しみです! (2021年10月22日 19時) (レス) @page46 id: 6c032548ee (このIDを非表示/違反報告)
狐姫(プロフ) - さこさん» はじめまして。コメントありがとうございます。煉獄さん、素敵ですよね!キュンキュンしていただけて嬉しいです〜!最後までぜひお付き合いください! (2021年10月20日 21時) (レス) @page41 id: 12299479a5 (このIDを非表示/違反報告)
さこ(プロフ) - 初めまして。私は煉獄さんが大好きなので、キュンキュンしながら読ませてもらってます(^^)続きがすごく楽しみにしてます(^^) (2021年10月20日 21時) (レス) @page41 id: 8c0425346a (このIDを非表示/違反報告)
狐姫(プロフ) - 衣世さん» はじめまして!コメントありがとうございます。もどかしいですね…書いている私も胸を締め付けられています…笑 皆様が流れで読みやすいよう、更新頑張っております!引き続き、お楽しみください。 (2021年10月17日 11時) (レス) id: d8f3f4bc3f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:狐姫 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/kohime_yume  
作成日時:2021年10月16日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。