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5.いつも突然 ページ5

「A先生!すまん!保健室に忘れ物を…」

 突然声がしたかと思えば、

 先程出て行ったばかりの煉獄先生の姿があった。

 本当、いつも突然だ。

「…あ、プリントですね!どうぞ!」

 ありがとうと礼を言うと、

 坂田くんに目を向けて優しい顔で声をかける。

「坂田、おはよう!

 この前の歴史のテスト、よく出来ていたぞ!

 丸付けしてあるから後で君に返そう!

 それと、俺は2時限目は空きだから、

 その時間は歴史の授業をしようか!

 冨岡先生には昨日伝えてある。

 学習室が空いていると思うから、そこに来てくれ!」



「…はい。俺、歴史は好きなので。

 先生の作るテストも面白くて、解いていて楽しいです。」



 そうか、それは良かった!と言い、

 煉獄先生は授業へ戻って行った。
 


 保健室登校の対応は難しい。

  ずっとここにいても良いのだが、

 本人が教室復帰を望んでいるのならば、

 教室に戻る機会を少しずつ作らなければ、

 現状は変わらない。



 それに、保健室には他の来室者もいるわけで、

 個人情報を扱うことも多い。


 彼が保健室にいる間は個人情報を扱う仕事はできないので

 放課後に回している。



 そのため最近は退勤も遅くなってしまっていた。


 煉獄先生のように、

 うまく彼を他の場所に連れ出してくれる存在は

 ありがたい。本人も煉獄先生を慕っているようだし…。


 違う教室への移動は、ステップアップのため、

 坂田くん本人のためにもなる。

6.いわゆるデート→←4.トンネル



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設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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狐姫(プロフ) - nさん» お楽しみいただけて嬉しいです!こちらこそ、読んでくださり、ありがとうございます。 (2021年10月19日 9時) (レス) id: 12299479a5 (このIDを非表示/違反報告)
n - 凄く読んでいて楽しかったです。ありがとうございます。 (2021年10月18日 22時) (レス) id: 2858fa56d6 (このIDを非表示/違反報告)
狐姫(プロフ) - 柚葉さん» 全ての作品は読めていませんが、個人的に継子の実弥さんの切なくて好きです!新作も気になるので、読ませていただきますね! (2021年10月15日 21時) (レス) id: d8f3f4bc3f (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - 狐姫さん» あのう、大変恐縮ですが、どの実弥さんがよかったですか? (2021年10月15日 21時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
狐姫(プロフ) - 柚葉さん» 読ませいただきました!とても素敵です!!不死川さん良いですね!! (2021年10月15日 20時) (レス) id: d8f3f4bc3f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:狐姫 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/kohime_yume  
作成日時:2021年10月13日 15時

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