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32.買い物へ ページ32

 煉獄家を出て15分くらい歩くと、

 そこは人で賑わう繁華街だった。

 慣れない着物と下駄のせいで、

 歩くのが遅くなってしまうが、

 何も言わずに煉獄さんは歩く速さを私に合わせてくれる。


「久しぶりに来たが、やはり人が多いな!」

「すごく賑わっているんですね。」


 ふと、どんなお店があるのかあたりを見渡していると、

 後ろの人とぶつかってしまった。


「あっ…ごめんなさい。」


「気をつけなっ!」


 体格のいい男の人だった。

 やってしまった…と思い、

 煉獄さんはどこかとあたりを見渡すが、どこにもいない。



 まずい…はぐれてしまった。



「れ、煉獄さん…?」


 人が多くて全然見つけられない。


 どうしよう…。


 知り合いなんて他にいないし、知らない土地だし…。



「…煉獄さんっ!!」


 叫んでも叫んでも声は人混みにかき消されていく。



 どうしようかと悩んでいた時に、急に腕を前に引かれた。



「大丈夫か?」









「ありがとうござ…」




 顔を見上げた瞬間、血の気が引くのが分かった。







 煉獄さんじゃない。



 不気味な笑みでこちらを見るのは、




 見ず知らずの男だった。

33.※助けなければ→←31.儚げな顔



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設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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狐姫(プロフ) - nさん» お楽しみいただけて嬉しいです!こちらこそ、読んでくださり、ありがとうございます。 (2021年10月19日 9時) (レス) id: 12299479a5 (このIDを非表示/違反報告)
n - 凄く読んでいて楽しかったです。ありがとうございます。 (2021年10月18日 22時) (レス) id: 2858fa56d6 (このIDを非表示/違反報告)
狐姫(プロフ) - 柚葉さん» 全ての作品は読めていませんが、個人的に継子の実弥さんの切なくて好きです!新作も気になるので、読ませていただきますね! (2021年10月15日 21時) (レス) id: d8f3f4bc3f (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - 狐姫さん» あのう、大変恐縮ですが、どの実弥さんがよかったですか? (2021年10月15日 21時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
狐姫(プロフ) - 柚葉さん» 読ませいただきました!とても素敵です!!不死川さん良いですね!! (2021年10月15日 20時) (レス) id: d8f3f4bc3f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:狐姫 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/kohime_yume  
作成日時:2021年10月13日 15時

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