【外見至上主義】淳助の隣

はちっ！ ページ9

『というか、朝忙しすぎて朝ごはん食べてなかった…お腹空いた…』

ちらっと淳助を見る

「あー、そうだな。なんか食うか？」

『うん！食べる！あのね、チュロス食べたい！』

「そんなもんでいーのか？」

『うん！』

「ふーん、そうか。ま、自分の分は自分で払えよ」

『うわ、けち…』

「勝手に言ってろ」

ほんと淳助は自分が使うのには出し惜しみしないくせに全然奢ってくれない…お金いっぱい持ってるくせに…

「こんにちは！何にしますか？」

店員さんがニコニコしながら話しかけてくる
営業スマイルってやつか…

『あ、えっとチョコのチュロスください！』

「あとシナモン味のも」

淳助がそう伝えると

「はーい！かしこまりました！少々お待ちくださいね！あ、合計で260円ですね！」

店員がチュロスの用意をしながらそう答えた

『あー、今月金欠だなー…』

ちらっと淳助の方をみる

「…」

これは聞いてないふりしてるな

『…』

ツンツンと淳助の横腹をつつく

「なんだよ」

『だめー…？』

「はぁ…しゃーないな。今回だけだぞ！」

『やったあー！！』

ケチな淳助が奢ってくれるのはめちゃくちゃ珍しい
今日はついてるなぁ

「おまたせしました！」

『ありがとうございます！』

チュロスを受け取ると近くのベンチに座った

きゅうっ！→←ななっ！

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