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まるで、2人きりの世界みたい…なんて思ってたんだけど。
村「ちょーい、お二人さん？」
丸「僕らのこと忘れてませんか〜？」
あ、すっかり忘れてた。
村「てか、すばるキャラ変わりすぎやろ」
横「それ、俺も思った」
驚いた顔をして 渋谷先輩 を見る 横山先輩 と 村上先輩。
渋「…うっさい」
そう言って、頭を掻きながら窓際の方に行ってしまった 渋谷先輩 。
…行っちゃった。
いつも思う。
渋谷先輩 が近くにくるたびに香る香水の匂い。
すんごく、落ち着く、良い香り。
その匂いが離れてしまうと、少しだけ、寂しくなる。
ほら、今も。
だけど、そんな私の近くに 違う香り。
丸「よかったなあ、すばるくん と仲良くなれて」
「隆平くん…」
ああ、隆平くんの笑顔、落ち着く。
丸「でも、すばるくん ばっかりで、僕のこと見てくれてへんかったやろ」
そう言って、私の頭を優しくコツンと叩く。
「ふふ、ちゃんと見てたよ」
丸「ほんま！？どやった！？」
「…すんごく、カッコよかった。いつもの雰囲気と違って、色っぽかったっていうか」
私のその コトバ を聞くとみるみるうちに、隆平くんの口角が上がっていって。
丸「ありがとおおおおおお！Aちゃんに褒められたら頑張れるわああああ〜！」
ちょっと、暴れすぎかな、隆平くん。
そんな隆平くんに気づいたみんなも私のところに寄ってきて。
亮「まさか、Aが泣いてくれるとはな〜」
なんて、ニヤニヤしてくる亮ちゃん。
「だってぇ…」
大「ふふ、それだけ すばるくん の歌が良かったってことやろ」
そう言って微笑む 大倉くん。
でも、ちょっと違うかも。
「確かにね、渋谷先輩 の声に感動した」
大「おん」
「けど…みんなの演奏があったから、もっと感動した」
だって、あの学校祭の時は、感動はしたけど涙は流れなかった。
すごくて、圧倒されて、その場から動けなかったのに、何故だか流れなかったの。
けど、今回は自分の意思に反して止めどなく涙が溢れ出てきて。
それはきっと。
大切な仲間の演奏があったから。
心なしか、渋谷先輩 の声があの時よりも生き生きとして聴こえた。
章「ふふ、ありがとお、A」
亮「やっぱ、Aはわかってんな〜」
丸「あかん、嬉しくて僕が泣きそうや…」
大「…照れんなあ」
私、この空間が好きだ。
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ゆりごん(プロフ) - いちさん» ありがとうございます！また、甘い甘い渋谷さんの作品をお届けできたらいいな、と思っているのでその時も応援よろしくお願いします(^^) (2017年2月1日 8時) (
レス) id: 06675e49e6 (このIDを非表示/違反報告)
いち(プロフ) - はじめまして 、完結おめでとうございます！ 甘い甘い渋谷さんに ずっと 、きゅんとしてました( ´ ▽ ` ) お疲れさまです …！ (2017年1月30日 23時) (レス) id: e4f0d46998 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりごん(プロフ) - 花火さん» コメントありがとうございます！きゅんきゅんさせられているようで、作者としても嬉しいです(^ ^)更新、頑張ります。 (2017年1月5日 12時) (レス) id: 06675e49e6 (このIDを非表示/違反報告)
花火 - めっちゃこの作品面白い！きゅんきゅんしまくりです！更新楽しみに首を長く待ってます(^o^) (2017年1月4日 20時) (レス) id: 73f13953fa (このIDを非表示/違反報告)
ゆりごん(プロフ) - あんちゃさん» 有難うございます(^○^)更新頑張りますので、引き続き応援よろしくお願いします。 (2016年12月27日 22時) (レス) id: 06675e49e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆりごん
| 作成日時：2016年12月25日 21時
