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それから、
いつもなら長く感じる授業も
あっという間に感じて。
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10分休みになるたびに すばる はどこかに行っちゃうし。
まあ、そっちの方が有難いけど。
だって、
どう接したら良いかわからないし。
それを、そのまま 田村 に話したら
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田「乙女かよ」
「うん、乙女に生まれ変わった」
田「キモいよ」
「知ってる」
田「嘘だよ」
「どっちだよ」
田「Aはかわいいよ」
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急にそういうこと
ブッ込んでくるんだもーん
私の周りの人たちって
とことん心臓に悪い人多いな。
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安「あ、Aちゃん」
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昼休みのことを考えて ウジウジ していたら、
頭の上から エンジェル 安田 の声が。
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安「電子辞書持っとる？」
「うん、持ってるよー」
安「貸してくれへん？」
「え、いいけど、次英語だっけ？」
安「いや、隣のクラスの大倉が電子辞書なくて困ってるらしいんよ」
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ああ、 大倉 くんね
あの大きな大きな 大倉 くん
熊みたいな、大倉 くん
へえ、
安田 くんと仲良いんだ。
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「いいよ、ピンクで良ければ」
安「ほんま！？ありがとぉ」
「でも、なんで私？」
安「渋やん も 亮 も購買行ってていないんよー、俺も忘れてん」
「そっか、そっか」
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私はピンク色の電子辞書を
安田くんに渡す。
それにしても、
ピンクが似合うなあ、安田 くん。
ついこの間まで 安田くん 安田くん って騒いでたのに。
安田くん が彼氏だったらな、なんて考えて妄想とかしてたのに。
あれは、なんだったんだ。
多分、恋とは違う感情だったんだろうな。
きっと、目の保養ってやつ？
アイドル的な、
そんな感覚だったのかも。
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安「あ、それと」
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一度は 私に背中を向けたのに
もう一度くるっと向き直って
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安「俺の今日のお弁当、あまい 卵焼き入ってんねん！」
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そう、ニコッと笑って
廊下に行ってしまった。
はあ、やっぱり、かわいい
ほんとに 天使 だ、安田くんは。
かわいすぎて クラっと 来たわ、マジで。
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syks32(プロフ) - 作品のファンです！笑えてキュンキュンさせてもらいました。ありがとうございます(o´艸`) (2017年11月14日 0時) (
レス) id: 5a976b6c48 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりごん(プロフ) - ∞みーまるすば∞さん» コメント有難うございます！そう言っていただけて嬉しいです◎！次回作もそろそろ更新しますね〜！ (2017年3月15日 23時) (レス) id: 06675e49e6 (このIDを非表示/違反報告)
∞みーまるすば∞(プロフ) - 作品とても面白かったです！すばるくんの甘い感じがキュンときて読み進めるのがたのしかったです！ぜひ次回作もまってます！ (2017年3月14日 18時) (レス) id: 806c05a0ca (このIDを非表示/違反報告)
ゆりごん(プロフ) - 麗さん» コメント有難うございます！気に入っていただけて嬉しいです。これからすばるsideも書くので引き続きよろしくお願いします（＾_＾） (2017年3月12日 21時) (レス) id: 06675e49e6 (このIDを非表示/違反報告)
麗 - 37見ましたよ！もう感動です泣 最高です！ (2017年3月12日 19時) (レス) id: 73f13953fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆりごん
| 作成日時：2017年2月26日 10時
