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迎えにきてくれたマネージャーに阿部ちゃんを任せて戻ろうとすると引っ張られる感覚。見ると阿部ちゃんが俺の袖を掴んでいた。赤ちゃんみたいだなと思ったのは本人には言わないでおこう。人に甘えようとしない阿部ちゃんが無意識に俺を頼ろうとしてくれてるのに手を外してしまうのがもったいなくて周りを見る。目が合った佐久間くんが助け舟を出してくれた。
「蓮、阿部ちゃんについていける？ 今日一番一緒にいたのって蓮だし、阿部ちゃんも誰かいた方が安心できるんじゃない？」
先生からもマネージャーからもOKを貰って阿部ちゃんを抱きかかえてレッスン室を後にする。……バッグを忘れかけたのはオフレコで。
「俺の家向かって。……看病って何が必要？」
阿部ちゃんを後部座席に寝かせたら必然的に俺は膝枕をする形になる。さっきからカップルがやるみたいな姿勢になっちゃうの、恥ずい。いつもより一段と丁寧に運転するマネージャーは俺の質問にゼリーとか冷えピタとかって答えてまた静かに運転に戻る。家にあったっけ、ないかもな、と考えて「コンビニ寄って」と付け加えた。
阿部ちゃんは気を失ってから1時間以上経っても目を覚まさなかった。グループメッセージにはみんなから阿部ちゃん宛のお大事にのメッセージが送られてくる。阿部ちゃんが起きたら教えてあげよう。みんな阿部ちゃんのことが大事だからその分心配も大きいんだよ、阿部ちゃんがなんでも一人でできる完璧な人だとしてもみんな頼ってほしいんだよ。あと、薬飲むなら何か食べてからだよ、って。
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素の8LOOMY - とてもおもしろかったです。自分の好きなおはなしでした。 (2023年4月11日 6時) (
レス) @page5 id: 14906cc816 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーちゃん - 最高なお話でした！続きがとても楽しみです！作者さんのペースでいいので、また続きが見れたらいいなと思います😊 (2023年3月30日 10時) (レス) @page8 id: 56981ce0bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結錵 | 作成日時：2023年3月1日 19時
