妖怪が肆匹 ページ5
何故こうなった…
すぐ食べられると思って居たが予想は外れ、目の前には黒い羽織、紫色の帯に茶髪の男性がいる。しかし彼も例外ではなく妖怪らしく、白い狐面で顔を隠している。彼の後ろには先程の狼が座っている。威圧感が…
?「お前は人間だな?」
他の妖怪達と違い流暢な日本語に驚きつつ答えた。
「はい…そうです…貴方がたはその…妖怪、ですよね?」
?「どうやってここに来た?」
答えてくれないんですか…
「えぇ、と…旅行先の田舎村にあった鳥居をくぐったら気が付いたらここに…」
?「お前から何故か妖気を感じる。以前に妖怪とあった事があるか?」
「覚えている限りでは無いです…ごめんなさい、私六歳より前の記憶が無くて…」
?「…そうか…」
そう言うと狐面の彼は顎に手を当て、考えるような素振りを見せた。怖い…いつ食べられるか分からないんですけど…
?「お前、こっち来い。」
「へ?」
間の抜けた声が出てしまった。だけどこの人(?)、今なんて言いました?もしかして今から食べられる…?
でも逆らった所で未来は同じか…
「は、はいぃ…」
彼の近くに行くとさっきの狼が顔を近づける。
狼の鼻先は私の背負うリュックサックに持っていかれた。
そして狼が小さくウォン、吠えると狐面の彼が「そうか…分かった。」と呟くように言った。そして私の方を向いてこう続けた。
?「アイツの所に行くぞ。」
私はまだもう少しだけ生き延びることが出来そうだ…
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まめの(プロフ) - 葡萄さん» ちなみに一昨日の睡眠時間は3時間です☆寝る子は育つんですよ^^ (2019年4月30日 7時) (レス) id: f4614453c1 (このIDを非表示/違反報告)
葡萄(プロフ) - まめのさん» まさか私がニヤつきながら作品を編集するボタンを押した事がバレてしまうとは…しっかり寝てて偉いですヾ(・ω・`*) (2019年4月29日 22時) (レス) id: 63db2b6d1b (このIDを非表示/違反報告)
まめの(プロフ) - 葡萄さん» 褒めると続きが出ると聞きました(期待の眼差し)あ、天才だと思ってるのは事実です〜続き読みたくて夜しか寝れないんで!! (2019年4月29日 20時) (レス) id: f4614453c1 (このIDを非表示/違反報告)
葡萄(プロフ) - まめのさん» そんな褒めても何も出ませんよ!?有難いお言葉です…(_ _*)) (2019年4月29日 19時) (レス) id: 63db2b6d1b (このIDを非表示/違反報告)
まめの(プロフ) - 葡萄さん» もっと自信持って下さい!天才ですよ!語彙力の塊!羨ましいです〜(° ▽° ) (2019年4月29日 17時) (レス) id: f4614453c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葡萄 | 作成日時:2019年3月31日 15時