妖怪が参拾匹 ページ31
一度目の音がしてからは次々と休む間もなく様々な色の閃光や炎、風や硝煙が上がって行った。そして真上の空を見ればそこには紫苑色の文字の羅列がドーム状に連なっている。まぁその文字は何ひとつとして読めないけれど。
私はただ何もせずに此処で待っているだけ。寧ろ何か行動を起こす方が迷惑になるのだから、今は大人しくしておくべきなのだろう。
でも、矢張り守られているだけが友達なのだろうか。否、そんな事考えてもどうしようもない。その事は自分が一番よく分かっている筈なのに、顔を出した疑念はモヤモヤと心の中で煙を上げていた。
そんな時、顔に向かって強い砂埃が吹いてくる。私は反射的に顔を背け、瞑った目を手で守る。
私が目を開けると先程まであったはずの竹林が綺麗に消え去り、代わりにそこには葡萄の木々が悠々と生えていた。それもまるで私の周りを覆い隠す様に。
何が起きたのか全くわからない。木が入れ替わった？まさかそんな事がある筈がない。そもそも本当に此処はさっきと同じ場所なのか？
バッと振り向く。そこにはあの邸とその前に立つ遊女のような姿があった。但し幾つか違う点がある。彼女の前髪が綺麗に整えられ、その青錆色の瞳を現したことと彼女が恍惚の表情で此方をジッと見ていることだ。
嫌な予感がする。こういう時、私の予感はよく当たるのだ。逃げた方がいい。妖怪相手に逃げ切れるのか？今も尚続く爆発に逃げられる場所があるのか？沢山の思考が頭の中でパンクしそうになる。
だが一つだけ分かったことがある。今私はとんでもなく絶望的な状況にあるということだ。
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まめの(プロフ) - 葡萄さん» ちなみに一昨日の睡眠時間は3時間です☆寝る子は育つんですよ^^ (2019年4月30日 7時) (
レス) id: f4614453c1 (このIDを非表示/違反報告)
葡萄(プロフ) - まめのさん» まさか私がニヤつきながら作品を編集するボタンを押した事がバレてしまうとは…しっかり寝てて偉いですヾ(･ω･`*) (2019年4月29日 22時) (レス) id: 63db2b6d1b (このIDを非表示/違反報告)
まめの(プロフ) - 葡萄さん» 褒めると続きが出ると聞きました(期待の眼差し)あ、天才だと思ってるのは事実です〜続き読みたくて夜しか寝れないんで！！ (2019年4月29日 20時) (レス) id: f4614453c1 (このIDを非表示/違反報告)
葡萄(プロフ) - まめのさん» そんな褒めても何も出ませんよ！？有難いお言葉です…(_ _*)) (2019年4月29日 19時) (レス) id: 63db2b6d1b (このIDを非表示/違反報告)
まめの(プロフ) - 葡萄さん» もっと自信持って下さい！天才ですよ！語彙力の塊！羨ましいです〜(° ▽° ) (2019年4月29日 17時) (レス) id: f4614453c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葡萄 | 作成日時：2019年3月31日 15時
