妖怪が弐匹 ページ3
※脱字を訂正しました
鳥居に近づいてみる。それは最近作られたとは思えないが、何故か朱をくすませていない。雑木林の中にわざわざ鳥居を立てるなんて有り得ない。ならばもっと昔に作られた筈…
私はこの鳥居を見て二つの疑問が浮かんだ。
一つ目、何故こんなに綺麗な状態なのだろう?
二つ目、この奥には神社があるのだろうか?
神社があるとしても相当な間、人が寄っていないだろう。そうなるとその神社に祀られた神は…
村に一旦帰って誰か呼んだ方が懸命だろう。でもなんだか嫌だ。この奇跡的な発見は誰にも言いたくないし見せたくない。私一人の秘密にしたい。
田舎村の雑木林は秘密が隠されていそうだ、なんて言っていたけれど隠されているのでは無く隠す事になるなんてね。
思い切って鳥居をくぐる。奥に何があるんだろうと期待を込めて。
フワリと浮遊感が体を包み込んだかと思うと、強い風が髪を揺らす。砂が目に入りそうで、思わず目を瞑った。
目を開けたそこには背の高い真っ黒な建物が立ち並ぶ薄暗い和風な街並み。
奥にある巨大な黒い楼にはこれまた巨大な亀や兎、金魚などを模した提灯が飾られている。
灰色のコンクリートではなさそうな道は舗装されているもののそこを通るモノ達は人では無い。
「……妖怪…?」
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まめの(プロフ) - 葡萄さん» ちなみに一昨日の睡眠時間は3時間です☆寝る子は育つんですよ^^ (2019年4月30日 7時) (レス) id: f4614453c1 (このIDを非表示/違反報告)
葡萄(プロフ) - まめのさん» まさか私がニヤつきながら作品を編集するボタンを押した事がバレてしまうとは…しっかり寝てて偉いですヾ(・ω・`*) (2019年4月29日 22時) (レス) id: 63db2b6d1b (このIDを非表示/違反報告)
まめの(プロフ) - 葡萄さん» 褒めると続きが出ると聞きました(期待の眼差し)あ、天才だと思ってるのは事実です〜続き読みたくて夜しか寝れないんで!! (2019年4月29日 20時) (レス) id: f4614453c1 (このIDを非表示/違反報告)
葡萄(プロフ) - まめのさん» そんな褒めても何も出ませんよ!?有難いお言葉です…(_ _*)) (2019年4月29日 19時) (レス) id: 63db2b6d1b (このIDを非表示/違反報告)
まめの(プロフ) - 葡萄さん» もっと自信持って下さい!天才ですよ!語彙力の塊!羨ましいです〜(° ▽° ) (2019年4月29日 17時) (レス) id: f4614453c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葡萄 | 作成日時:2019年3月31日 15時